予習シリーズ 小5理科(下)第9回「流水と地層」親子で押さえておきたいポイントまとめ

予習シリーズ 小5理科(下)第9回「流水と地層」親子で押さえておきたいポイントまとめ

RuffRuff Apps RuffRuff Apps by Tsun

小5理科(下)の第9回は「流水と地層」です。川が土砂をけずり、運び、積もらせるはたらきと、地層や岩石・化石から大地の歴史を読み取る方法を学びます。

まずは「レキ・砂・どろ」という粒の大きさの違いに注目しましょう。運ばれやすさや沈む速さ、できる堆積岩の名前を結びつけて整理できます。ただし、地層のでき方や化石の意味まで、すべて粒の大きさだけで決まるわけではありません。

もう1つの柱は、「何を根拠に、過去を推測するか」です。地層の重なりから前後関係を、かぎ層から離れた場所のつながりを、化石から時代や環境を考えます。

親子で復習するときは、「削る・運ぶ・積もる」「示相は環境、示準は時代」の2組から確認すると、全体を整理しやすくなります。


1 今回の単元、5つの柱

分野 おさえる内容 最優先チェック
流水の3作用 侵食・運搬・堆積 削る・運ぶ・積もらせる
粒と流れ レキ・砂・どろ、沈む速さ 同じような材質なら、大きい粒ほど先に沈みやすい
流水がつくる地形 V字谷・扇状地・蛇行・三角州 できる場所と、はたらく作用を結びつける
地層のでき方と変化 海成層・陸成層、整合・不整合、しゅう曲・断層 堆積した後に起きた変化も考える
地層の読み取り 柱状図・かぎ層、堆積岩、化石 標高と深さ、環境と時代を区別する

「作用 → 土砂 → 地形 → 地層 → 岩石・化石」の順に、つながりを意識して読み進めましょう。


2 流水の3つの作用

雨水が集まって川となり、高い土地から低い土地へ流れるとき、次の3つの作用がはたらきます。

作用 内容 注目する場所・条件
侵食(しんしょく)作用 土砂や岩石をけずる 流れが速い場所など。山地では川底を深く削るはたらきが目立つ
運搬(うんぱん)作用 土砂を運ぶ 流れが強いほど、大きな粒を運べる傾向がある
堆積(たいせき)作用 運ばれた土砂が積もる 流れが弱くなる場所など

土砂が運ばれる途中で、石どうしや川底とぶつかり、角が取れて丸くなっていくことがあります。下流の石ほど小さく丸い傾向がありますが、途中から別の川や崖の石が加わるため、必ず同じようになるとは限りません。

ポイント:3つの作用は、川の場所によって完全に分かれているわけではありません。同じ区間でも、削られる場所と積もる場所があります。


3 粒の大きさと流速

土砂は、粒の直径によって分類します。ここでは地質学で使う区分を、学習用に整理します。

名前 粒の大きさの目安 補足
レキ(礫) 2mm以上 粒の大きさで区別する。丸いか角ばっているかとは別の分類
砂 約0.06mm以上、2mm未満 細かく区分すると下限は0.0625mm
どろ(泥) 約0.06mm未満 シルトと、さらに細かいねん土を含む

ねん土は、どろの一部です。「どろの中に、シルトとねん土がある」と整理しましょう。粒の境界値は、問題文や教材で示された区分に合わせて答えます。

沈む順番

同じような材質の粒を水に混ぜて静かにすると、一般に大きな粒ほど速く沈みます。流れがだんだん弱くなる場面でも、レキ → 砂 → どろの順に堆積しやすくなります。細かいどろは沈むのに時間がかかり、遠くまで運ばれやすくなります。

実際には、粒の密度・形・まとまり方や水の流れも関係します。「流れが速ければレキだけが沈む」と、粒と流速を一対一で決めつけないようにしましょう。

動き出す順番は、沈む順番の逆とは限らない

底に積もった粒が動き出すときは、粒どうしのくっつく力なども関係します。細かいねん土がまとまっていると、簡単にはけずり取られないことがあります。一方、一度水中に巻き上げられると、長く漂いやすくなります。

注意:「沈みやすさ」と「積もった場所から動き出しやすいか」は、別の問題です。


4 流水がつくる地形

主な場所 地形 でき方
山地 V字谷 川底を深く削る侵食や、斜面の崩れなどで谷ができる
山地から平野へ出る場所 扇状地 傾きが緩くなり、土砂がたまって扇形に広がる
平野など 蛇行(だ行) 川が曲がりながら流れ、侵食と堆積によって曲がり方が変わる
蛇行した川の周辺 三日月湖 洪水などで川が短い流路をとり、元の曲がった部分が取り残される
河口付近 三角州 川が運んだ土砂が河口付近にたまり、陸地が広がる

蛇行は、外側と内側をセットで覚える

曲がった川では、一般に外側は流れが速く、侵食されやすい一方、内側は流れが遅く、土砂が堆積しやすい傾向があります。「蛇行=侵食だけ」とは覚えないようにしましょう。

扇状地と三角州は、どちらも土砂の堆積でできます。扇状地は山地の出口、三角州は河口付近という場所の違いが大切です。三角州の形は、必ずしもきれいな三角形とは限りません。


5 地層とは

土砂や火山灰などが、層として重なったものを地層といいます。崖や切り通しで、色や粒の違う層がしま模様に見えることがあります。

地層は、海底だけでなく、川・湖・陸上など、さまざまな場所でできます。生物の殻や骨などに由来する堆積物が積もる場合もあります。

堆積物は、上からの重さで押し固められたり、粒の間に別の成分が沈殿して固まったりして、岩石になることがあります。地層は、まだ十分に固まっていない堆積物でもできます。

ポイント:「地層は必ず海でできる」「地層はすべて岩石になっている」というわけではありません。


6 流水による地層のでき方

河口からの距離と粒の大きさ

川の水が海や湖に流れ込んで弱まると、運んでいた土砂が堆積します。単純化して考えると、河口に近い所では粗い粒が、遠い所では細かい粒が積もりやすくなります。細かい粒ほど沈むのが遅く、遠くまで運ばれやすいためです。

実際の積もり方には、波や海流、海底の地形なども関係します。距離だけで必ず粒の大きさが決まるわけではありません。

1つの層の中で、下から上へ粒が細かくなる場合

1回の流れが次第に弱まって土砂が沈むと、下に粗い粒、その上に細かい粒が積もることがあります。こうした構造を級化構造といいます。

水と土砂を入れた容器をかき混ぜて静かに置く実験は、大きな粒と細かな粒の沈む速さの違いを確かめる例です。

注意:すべての地層が「下ほど粗く、上ほど細かい」わけではありません。粒の大きさがほぼ同じ層や、逆の変化をする層もあります。問題に示された層の特徴を確かめましょう。


7 地層の新旧と海成層・陸成層

地層の新旧

地層が順に積もり、後から上下が逆転していなければ、下の層ほど古く、上の層ほど新しいと考えます。

ただし、大きく曲がった地層では上下が逆転する場合もあります。図を読むときは、層の位置だけでなく、上下を判断する手がかりや、断層などの有無も確認します。①や②といった記号の番号自体に、新旧の意味はありません。

海成層と陸成層

種類 できた場所 手がかり・例
海成層(かいせいそう) 海 海にすむ生物の化石など
陸成層(りくせいそう) 陸上の河川・湖など 陸上にたまった火山灰に由来する層など

関東ローム層は、関東地方の台地などを覆う、火山灰に由来する赤褐色の地層です。赤っぽい色には、含まれる鉄の酸化などが関係しています。地層の場所や時代によって、もとになる火山の噴出物は異なります。


8 海水面の変化と地層

同じ場所でも、海岸線が移動したり、水深が変わったりすると、積もる物が変化することがあります。

変化の例 単純化した地層の変化
相対的に海水面が上がり、海岸線が陸側へ移る 粗い粒の上に、砂やどろなど細かい粒が積もることがある
相対的に海水面が下がり、海岸線が海側へ移る 細かい粒の上に、砂やレキなど粗い粒が積もることがある

原因には、土地の隆起・沈降や、陸上の氷河の増減に伴う海水量の変化などがあります。

隆起は土地が持ち上がること、沈降は土地が下がることです。海底が少し隆起しただけで必ず陸になるわけではなく、沈降した土地が必ず海になるわけでもありません。変化の大きさや、もとの高さも関係します。

読み取りの注意:粒が細かくなる原因は、水深の変化だけではありません。川が運ぶ土砂の量や流れも関係するため、問題文の条件と合わせて判断しましょう。


9 生物の死がいと火山灰の地層

生物に由来する堆積物

貝やサンゴ、フズリナ、放散虫などの殻や骨格が積もり、岩石の材料になることがあります。粒の大きさだけでなく、何からできた物なのかにも注目しましょう。

火山のはたらきによる地層

噴火で出た火山灰は、風によって運ばれ、陸上や海・湖などに降り積もります。火山灰には角ばった粒や、穴の多い軽石などが含まれることがあります。

ただし、降った後の火山灰が、川や雨水で再び運ばれることもあります。「角ばっているから必ず火山灰」「火山灰は一切流水の影響を受けない」とは判断できません。粒の成分や層の広がりも手がかりになります。

日本付近の上空では、西から東へ吹く偏西風の影響で、火山灰が東側へ広がる場合があります。ただし、噴火時の風向きや高さによって、実際の降灰範囲は変わります。


10 整合と不整合

整合

堆積に大きな時間的な中断がなく、上下の地層が続いて重なる関係を整合といいます。

不整合

堆積が長く休止したり、積もった層が侵食で失われたりして、上下の地層の間に時間の隔たりがある関係を、不整合といいます。その境界が不整合面です。

陸上で侵食される場合の代表的なでき方

段階 できごと
① 海底に古い地層が堆積する
② 隆起などによって陸地に出る
③ 地表が侵食され、地層の一部が失われる
④ 沈降や海水面の上昇などで、再び海に覆われる
⑤ 上に新しい地層が堆積する

その後、再び地表に現れて削られると、崖などで不整合を観察できることがあります。これは「不整合ができる過程」と「できた不整合が見えるようになる過程」を分けて考えたものです。

注意:「隆起 → 侵食 → 沈降」は代表例ですが、不整合をつくる過程はこれだけではありません。不整合面を「必ず陸上でできる面」と限定せず、堆積記録に時間の抜けがあることを中心に覚えましょう。


11 地層の変化:傾斜・しゅう曲・断層

比較的平らな場所に積もった地層も、その後に力を受けて変形することがあります。もともと斜面などに堆積する場合もあるため、地層はすべて初めから完全に水平だったとは限りません。

変化 内容
傾斜(けいしゃ) 地層が傾く
しゅう曲(褶曲) 地層が波打つように曲がる
断層(だんそう) 岩盤や地層が割れ、その面に沿ってずれる

断層の種類

種類 代表的な力の加わり方
正断層 引っ張る力によってできる
逆断層 押し縮める力によってできる
横ずれ断層 横方向にずれる

正断層・逆断層を図で判断するときは、断層面の傾きと、両側の地層のずれ方を合わせて見ます。紙面の「左が下がったから正断層」といった覚え方は避けましょう。

過去に繰り返し活動し、今後も動く可能性がある断層を活断層といいます。断層のずれ動きは、地震の原因になります。

整理のコツ:しゅう曲は「曲がる」、断層は「割れてずれる」が見分ける手がかりです。同じ地域で両方が見られることもあります。


12 地層の広がり:ボーリングと柱状図

地面に穴を掘り、地下の土や岩石を採取して調べる方法をボーリングといいます。その地点での地層の種類・厚さ・重なりなどを、柱のように表した図が地質柱状図です。

かぎ層

離れた場所の地層を対応させる目印になる層をかぎ層といいます。同じ噴火に由来する火山灰層は、短い期間に広く積もるため、代表的な目印になります。特徴的な化石などを含む層を使う場合もあります。

火山灰の層なら、どれでも同じ時代というわけではありません。粒の成分や特徴、上下の層との関係などから、同じ噴火の層かどうかを確かめます。

深さを標高に直して比べる

柱状図の縦軸が何を示すかを、まず確認します。地表からの深さを示す図も、標高でそろえた図もあります。

層の標高=地表の標高−地表からその層までの深さ

例えば、A地点の地表が標高50mで、かぎ層の上面が深さ20mにあれば、その上面の標高は30mです。B地点の地表が標高40mで、同じかぎ層の上面が深さ10mなら、こちらも標高30mです。

この2地点では、同じ層の上面が同じ標高にあります。ただし、2地点の情報だけで、地域全体の地層がどの方向にも水平だとは断定できません。

別の例として、「同じ層が東へ100m進むごとに標高で10m下がる」とわかっているなら、東へ200m進んだ地点では、その層の標高は20m低くなります。地表からの深さを求めるには、移動先の地表の標高も必要です。

ポイント:「同じ深さ」と「同じ標高」は別です。離れた地点の層を比べるときは、どの面を比べるのかもそろえましょう。


13 堆積岩と、岩石の変化

堆積物が固まってできた岩石を堆積岩といいます。もとになった粒の大きさや成分で区別します。

① レキ・砂・どろがもとになる堆積岩

岩石 主な特徴
レキ岩(礫岩) レキを含み、砂やどろなどと一緒に固まった岩石。丸みのあるレキが目立つ
砂岩(サ岩) 砂が主に固まった岩石
泥岩(デイ岩) どろが主に固まった、細かい粒の岩石

岩石の色は含まれる成分によって変わるため、色だけで決めず、粒の大きさや形を見ます。

② 生物などに由来する堆積岩

岩石 でき方と特徴
石灰岩(セッカイ岩) 貝・サンゴ・フズリナなどの殻や骨格に由来する物が積もってできる場合がある。主成分は炭酸カルシウムで、うすい塩酸と反応して二酸化炭素を出す
チャート 放散虫などの、二酸化ケイ素を含む殻に由来する物が積もってできる。硬く、石灰岩のようにはうすい塩酸と反応しない

石灰岩には、生物の殻や骨格だけでなく、水中から炭酸カルシウムが沈殿してできる物もあります。薬品による実験は、先生などの指導に従って行ってください。

③ 火山灰がもとになる堆積岩

凝灰岩(ギョウカイ岩)は、主に火山灰が堆積して固まった岩石です。火山に由来する材料でも、堆積して固まるため、学習上は堆積岩に分類します。硬さや色には違いがあります。

④ 変成岩は、堆積岩とは別の分類

すでにある岩石が、地下の熱や圧力などによって、溶けずに性質を変えたものを変成岩といいます。

変成岩 もとの岩石と変化
大理石 石灰岩が熱などを受けて変化したもの
粘板岩(ネンバン岩) 泥岩などが熱や圧力を受けて変化したもの。薄く割れる性質を示す

注意:変成は、単に「さらに押して硬くすること」ではありません。大理石と粘板岩は、もとの岩石とセットで覚えましょう。


14 化石:示相化石と示準化石

大昔の生物の体や、足跡・巣穴などの生活のあとが残ったものを化石といいます。化石は、昔の環境や、地層のできた時代を推測する手がかりになります。

示相化石:どんな環境だったか

示相化石は、生物がすむ環境の特徴から、当時の環境を考えるのに役立つ化石です。

化石の例 学習上の代表的な環境
造礁サンゴ 暖かく浅い海
アサリ 浅い海の砂やどろの底
ホタテガイ 冷たい海の手がかり
シジミ 種類に応じて、淡水や汽水の湖・河口など

実際には生物の種類や、死後に運ばれたかどうかも確認します。すべてのサンゴが暖かく浅い海にすむわけではないため、ここではサンゴ礁をつくるサンゴを代表例にしています。

示準化石:いつの時代か

示準化石は、地層のできた時代を推定したり、離れた地層を比較したりするのに役立つ化石です。特定の種類が生きていた期間が比較的短く、広い範囲から多く見つかることが、目印としての使いやすさにつながります。

地質時代 学習で扱う代表的な化石
古生代 フズリナ、三葉虫(サンヨウチュウ)
中生代 アンモナイト、恐竜
新生代 マンモス

この表は、大きな時代区分を覚えるための整理です。より細かい年代を決めるときは、同じ仲間の中でも「どの種類か」を区別します。また、同じ化石が環境と時代の両方の手がかりになる場合もあります。

「生きている化石」とは

シーラカンスなど、古い時代の化石に見られる特徴を残す現生の生物を、俗に「生きている化石」と呼びます。これは「進化が止まっている」「昔とまったく同じ種がそのまま生きている」という意味ではありません。

覚え方:示相の「相」は、環境やようす。示準の「準」は、時代を比べる基準です。


15 コラム:地球カレンダー

地球の誕生を1月1日0時、現在を12月31日24時として、約46億年を1年に縮めて考えるのが「地球カレンダー」です。

1年を365日として計算すると、次のようになります。

カレンダー上の時間 実際の時間の目安
1日 約1260万年
1時間 約52万5000年
1分 約8750年
1秒 約146年

例えば、約700万年前は、このカレンダーでは現在から約13時間20分前、つまり12月31日の午前中にあたります。約700万年前の初期の人類の化石は知られていますが、それを「原人の登場」と呼ぶのは適切ではありません。

このカレンダーでは、私たちの日常の数十年は1秒より短くなります。大地の歴史と、人が暮らす時間の長さの違いを感じるための例として考えてみましょう。

注意:1つの地層ができる時間は一律ではありません。洪水や噴火で短時間にできる層もあるため、「1層は必ず数万年以上かかる」とは覚えないようにしましょう。


16 基本事項の要点チェック

答えを隠して、理由も一言添えられるか確認しましょう。

問1 流水が土砂や岩石をけずるはたらきは何ですか。
→ 答え:侵食作用です。

問2 同じような材質の土砂を考えます。流れが弱くなると、レキ・砂・どろのうち、先に堆積しやすいのはどれですか。
→ 答え:レキです。大きな粒ほど先に沈みやすいためです。

問3 川が運ぶ土砂のうち、一般に最も遠くまで運ばれやすいのは、レキ・砂・どろのどれですか。
→ 答え:どろです。細かい粒は沈むのに時間がかかるためです。

問4 上下の逆転がない地層では、下の層ほど古いですか、新しいですか。
→ 答え:古いです。

問5 堆積の休止や侵食によって、上下の地層の間に時間の隔たりがある関係を何といいますか。
→ 答え:不整合です。境界を不整合面といいます。

問6 岩盤や地層が割れ、その面に沿ってずれたものは何ですか。
→ 答え:断層です。

問7 火山灰が主に堆積して固まった岩石は何ですか。
→ 答え:凝灰岩です。

問8 造礁サンゴの化石のように、当時の環境を知る手がかりになる化石を何といいますか。
→ 答え:示相化石です。

問9 学習上の代表的な時代区分で、①恐竜 ②マンモス ③三葉虫は、それぞれ何代の化石ですか。
→ 答え:①中生代 ②新生代 ③古生代です。


17 親子で最終チェック!10問クイズ

Q1. 流水の3作用と、それぞれの意味を答えましょう。

答えを見る

侵食は削ること、運搬は運ぶこと、堆積は運ばれた物が積もることです。同じ川の区間でも、削られる場所と積もる場所があります。

Q2. レキ・砂・どろを粒の大きい順に並べましょう。また、ねん土はどろとどのような関係にありますか。

答えを見る

レキ → 砂 → どろです。レキは直径2mm以上、砂は約0.06mm以上2mm未満、どろは約0.06mm未満が目安です。ねん土は、どろに含まれる特に細かい粒です。ねん土とどろを、完全に別の分類として並べないようにしましょう。

Q3. V字谷・扇状地・三角州のできる主な場所と、蛇行した川の外側・内側の違いを答えましょう。

答えを見る

V字谷は山地で川底を削る作用などによって、扇状地は山地から平野に出る所で土砂が積もって、三角州は河口付近で土砂が積もってできます。蛇行した川では、一般に外側が侵食されやすく、内側は土砂が堆積しやすくなります。

Q4. 一般に、河口から遠くほど細かな粒が積もりやすいのはなぜですか。また、すべての層で下ほど粒が大きくなりますか。

答えを見る

細かい粒は沈む速さが遅く、遠くまで運ばれやすいためです。1回の流れが弱まって積もった層では、下が粗く上が細かい級化構造ができる場合がありますが、すべての層にある特徴ではありません。

Q5. 海水面の変化で、同じ場所に積もる粒が変わる例を説明しましょう。整合と不整合の違いも答えましょう。

答えを見る

海水面が相対的に上がって海岸線が陸側へ移ると、粗い粒の上に細かい粒が積もる場合があります。逆の変化では、細かい粒の上に粗い粒が積もる場合があります。ただし、土砂の供給や流れなども関係します。整合は大きな時間的中断なく重なる関係、不整合は堆積の休止や侵食によって時間の隔たりがある関係です。

Q6. 傾斜・しゅう曲・断層の違いと、正断層・逆断層の代表的なでき方を答えましょう。

答えを見る

傾斜は地層が傾くこと、しゅう曲は曲がること、断層は割れた面に沿ってずれることです。正断層は引っ張る力、逆断層は押し縮める力によってできるのが代表的です。

Q7. 火山灰の特徴と、かぎ層として使うときの注意を答えましょう。

答えを見る

角ばった粒や、穴の多い軽石などを含む場合があります。同じ噴火の火山灰層は、離れた地層を対応させる手がかりになります。ただし、違う噴火でも火山灰層はできるため、成分や上下の地層などを比べて判断します。

Q8. レキ・砂・どろ・火山灰が固まった岩石名と、石灰岩・チャートの主な特徴を答えましょう。大理石と粘板岩のもとの岩石も答えましょう。

答えを見る

レキ岩・砂岩・泥岩・凝灰岩です。石灰岩は主に炭酸カルシウムからなり、うすい塩酸と反応して二酸化炭素を出します。チャートは主に二酸化ケイ素からなり硬く、石灰岩のようには反応しません。大理石は石灰岩、粘板岩は泥岩などが変化した変成岩です。

Q9. 示相化石と示準化石の違いを説明し、造礁サンゴ・アサリ・ホタテガイ・シジミが示す代表的な環境を答えましょう。

答えを見る

示相化石は環境、示準化石は時代を知る手がかりです。代表例は、造礁サンゴが暖かく浅い海、アサリが浅い海、ホタテガイが冷たい海、シジミが種類に応じて淡水や汽水域です。実際の判断では種類や化石の残り方も確認します。

Q10. 示準化石として使いやすい条件と、古生代・中生代・新生代の代表例を答えましょう。柱状図で、地表が標高50m、かぎ層の上面が深さ20mなら、その上面の標高はいくらですか。

答えを見る

特定の種類が生きていた期間が比較的短く、広い範囲に分布し、多く見つかることです。学習上の代表例は、古生代がフズリナ・三葉虫、中生代がアンモナイト・恐竜、新生代がマンモスです。かぎ層の上面の標高は50−20=30mです。


18 まとめ:取り組み方のコツ

1. 「レキ・砂・どろ」を、沈みやすさと岩石名に結びつける
大きさの順、遠くまで運ばれやすい粒、固まった後の岩石名をセットで確認します。ねん土はどろの一部です。

2. 地形は、場所と作用をセットにする
山地のV字谷、山地の出口の扇状地、河口の三角州を整理します。蛇行では、外側の侵食と内側の堆積を組にして覚えましょう。

3. 地層の新旧は、根拠を確かめる
上下の逆転、不整合、しゅう曲や断層を確認します。離れた柱状図を比べるときは、かぎ層を探し、深さと標高を区別しましょう。

4. 「示相=環境、示準=時代」を軸にする
名前だけでなく、「何を知る手がかりか」まで答えられるようにしましょう。例外や実際の条件はありますが、まず代表例から理解することが大切です。

流水と地層は、今見える石や地層を手がかりに、過去の景色を考える単元です。「どんな粒か」「どの順に積もったか」「どんな生物がいたか」をたどると、大地の歴史が少しずつ見えてきます。テスト前は、粒・地形・岩石・化石の表と、10問クイズを親子で確認してみてください。本日の伴走、おつかれさまでした!


「読んでわかった」を「自分で答えられる」に。暗記カードで第9回の復習を

「示相化石と示準化石、どちらが環境を教えてくれる?」「石灰岩とチャートはどう見分ける?」
記事を読んだ直後はわかっていても、何も見ずに答えようとすると、迷うことはありませんか。

そんなときは、もう一度最初から読むだけでなく、短い問題に答えて、迷ったところを確かめる復習を取り入れてみてください。親子で数問ずつ出し合えば、覚えていることと、もう一度確認したいことを見つけやすくなります。

TT1の暗記カードは、わが子の学習のために単元ごとのカードを手作りした経験から生まれました。「繰り返し確認させたいけれど、毎回問題を用意するのは大変」というご家庭の、復習の選択肢としてご紹介しています。

第9回「流水と地層」のサンプルを見てみましょう

地形や岩石の名前だけでなく、図を見て考える問題もあります。お子さまと一緒に、まずは下のサンプルから、答えられそうな問題を探してみてください。

5年生下期理科 第9回「流水と地層」の暗記カードのサンプル。地形・堆積岩・化石・柱状図などの問題

第9回を含むセットの内容は、商品ページでご確認いただけます。
→ 第6〜9回の暗記カードセットの内容を見る

短い問題を、繰り返し。ご家庭のペースで使えます

使い方は、すべてを一度に終わらせようとしなくても大丈夫。例えば「今日は化石の問題だけ」「昨日迷ったカードをもう一度」と、確認する範囲を決めて取り組む方法もあります。

答えが出たら、「どうしてそう考えたの?」と一言添えてみましょう。この記事の表や説明に戻って確かめると、用語の暗記と理由の理解をつなげる練習になります。

短い問題への回答を繰り返すなど、TT1の暗記カードの工夫を紹介

お子さまの復習スタイルに合いそうか、問題の雰囲気やセット内容を見ながらご検討ください。
→ 第9回を含むセットを詳しく確認する


ご家庭の学習や学校選びに、こちらの記事も

復習の進め方をもう少し考えたい方へ。今気になっているテーマに合わせて、お読みください。

暗記カードを取り入れるか迷っている方へ

手作りカードから始まったきっかけや、学習への取り入れ方に関心がある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
→ 「暗記カード」のススメ 〜理社が苦手な子にこそ使ってほしい!

国公立中高一貫校を検討している方へ

お子さまに合う進路を考える際に、学校選びの視点を広げる読み物として。
→ 国公立中高一貫校に受かる子の特徴

志望校選びを、偏差値以外の視点でも考えたい方へ

「わが家では何を大切にしたいか」を整理したいときに、ご家庭の軸を考える参考にしてください。
→ 中学受験の志望校選び方【完全ガイド】

ブログに戻る