予習シリーズ 小4理科(下)第1回「ヒトのからだ」親子で押さえておきたいポイントまとめ

予習シリーズ 小4理科(下)第1回「ヒトのからだ」親子で押さえておきたいポイントまとめ

予習シリーズ 小4理科(下)第1回「ヒトのからだ」親子で押さえておきたいポイントまとめ

中学受験ブログ|親子の伴走メモ

週テスト・カリテ・組分けテストの前の最終チェックに。からだの「5つのはたらき」を、親子で一緒に図を見ながらおさらいしましょう。


小4理科(下)の第1回は、「ヒトのからだ」 です。骨・筋肉、消化、呼吸、血液の流れ、感覚器官と、からだが「どんな役割分担で動いているか」を学ぶ単元。用語の名前だけではなく、「どこで・何のために・どうやって」までセットで押さえるのが親子伴走のコツです。からだの絵や図を指さしながら進めると、理解がぐっと深まります。

この記事の目次

  1. 今回の単元、からだの5つのはたらき
  2. からだを支える:骨と筋肉
  3. 養分をとりこむ:消化と栄養素
  4. 酸素をとりこむ:呼吸
  5. 全身に運ぶ:心臓と血管
  6. 感じる:感覚器官(目・耳・皮ふ)
  7. 親子で最終チェック!10問クイズ
  8. まとめ:取り組み方のコツ

1. 今回の単元、からだの5つのはたらき

ヒトのからだは、機能ごとに「役割分担(ぶんたん)」しながら動いています。まず全体の構図をつかみましょう。

はたらき からだのしくみ 最優先チェック
からだを支える 骨と筋肉 セキツイ動物=内骨格。骨と筋肉を「けん(腱)」がつなぐ
養分をとりこむ 消化(歯・胃・小腸など) くだく → 消化する → 吸収する、の順番
酸素をとりこむ 呼吸(肺) 酸素を取り込んで二酸化炭素を出す
全身に運ぶ 心臓と血管 動脈・静脈・毛細血管の3種類
感じる 感覚器官 五感と器官をセットで(目=視覚 など)

親子の心得
この単元は「名前だけ言える」では解けない問題が多いのが特徴です。「◯◯はどこにある?(場所)」「◯◯のはたらきは?(役割)」「◯◯が通る順番は?(順序)」と、いろんな方向から聞かれます。用語を覚えたら、必ず「説明できるか」まで試してみましょう。


2. からだを支える:骨と筋肉

ヒトは「セキツイ動物」で「内骨格」

  • 背骨をもつ動物をセキツイ動物といいます(魚類・両生類・ハ虫類・鳥類・哺乳類。ヒトは哺乳類)
  • ヒトのようにからだの内側に骨がある骨組みを内骨格(ないこっかく)といいます
  • カニや昆虫などは外骨格(からだの外側に骨がある)の生き物。対比で出題されるのでセットで

骨の種類と役割

骨 読み方 役割
頭骨 とうこつ 脳を守っている(=頭蓋骨・ずがいこつ)
ろっ骨 ろっこつ 肺と心臓を守っている
背骨 せぼね 体全体を支え、神経をまもる
骨盤 こつばん 内臓をささえている

関節・なん骨・腱と、うでのしくみ

  • 骨と骨は関節(かんせつ)というつくりでつながっています
  • 関節の丸い骨とくぼんだ骨の先はなん骨(軟骨)でできていて、動きをなめらかにしています
  • 骨と筋肉がつながっている部分をけん(腱)といいます
  • うでには内側と外側に筋肉が2つあり、内側が縮むと曲がり、外側が縮むとのびる、というつくり

ワンポイント:「反射」もここで出ます
「熱いものに手が触れると、一しゅんで手をひっこめる」ような、大脳での判断・処理を必要とせずに起こる反応を反射といいます。反射はおもにせきずいや延髄(えんずい)といった神経で起こるため、反応がはやいのが特徴です。「ひざがしらの下をたたくと足がはね上がる」反射は、かっけという病気の診断に使われます。


3. 養分をとりこむ:消化と栄養素

消化の3段階

口から取り入れた食物は、そのままでは体内に吸収できません。①歯でくだく → ②胃などで消化する → ③小腸で吸収する、という順番で小さな栄養に変えていきます。このはたらきを消化といいます。

消化管の通り道(食べ物が通る順番)

順番は絶対暗記!
口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門(こうもん)

この食物が通る道を消化管(しょうかかん)、消化管や消化に関係する器官をまとめて消化器官(しょうかきかん)といいます。

消化器官 ポイント
口・食道 歯でかみくだいた食物を胃へ送る
胃 食物を分解・消化する
小腸 養分を吸収する(消化のメインの吸収場所)
大腸 残りカスから水分を吸収する
肛門 残りカスをからだの外へ出す
肝臓・胆のう・すい臓 食物が通らないが、消化液をつくったりする消化器官

歯:乳歯から永久歯へ

項目 本数 種類(前から)
乳歯(こどもの歯・にゅうし) 20本 —
永久歯(大人の歯・えいきゅうし) 32本 門歯(8)→ 犬歯(4)→ 小臼歯(8)→ 大臼歯(12)

歯の覚え方
かみ切るのは門歯・犬歯、すりつぶすのは小臼歯・大臼歯。8 + 4 + 8 + 12 = 32本で合計を確かめましょう。あごの成長に合わせて、乳歯(20本)は永久歯(32本)に生えかわります。

ヒトが必要とする栄養素(五大栄養素)

栄養素 何のため? 多く含まれる食べ物
炭水化物 筋肉や脳のエネルギーとして使う(デンプン・糖など) 米・パン・いも類・豆類・砂糖
タンパク質 筋肉などからだをつくる材料 肉・魚・卵・乳製品・大豆
しぼう(脂肪) エネルギー源、からだのはたらきを助ける バター・植物油・肉のあぶら・卵黄・くるみ
ビタミン 成長や健康の維持 野菜・くだもの
ミネラル 骨や歯の材料、体のバランスを保つ 牛乳・小魚・海そう

覚え方のコツ
炭水化物・タンパク質・しぼう(脂肪)の3つは確実に。じゃがいも→炭水化物、くるみ→しぼう、肉→タンパク質、というように「食べ物から栄養素を答える」逆方向の問いもよく出ます。


4. 酸素をとりこむ:呼吸

呼吸とは、空気中の酸素を体内に取り入れ、不要になった二酸化炭素をはき出すはたらきです。呼吸がおこなわれる場所は肺(はい)です。

器官 読み方 ポイント
気管 きかん 鼻や口から入った空気が通る管
気管支 きかんし 気管が枝分かれして肺へつながる
肺 はい 酸素を血液中に取り入れ、二酸化炭素を外へ出す
横隔膜 おうかくまく 胸と腹を分ける膜で、呼吸の動きに関係

吸う息とはく息のちがい
はく息は、吸う息と比べると酸素が少なく、二酸化炭素が多くなっています。ただし、空気中の酸素をすべて取り入れることはできないので、はく息にも酸素は含まれています。はく息に含まれるのは「酸素・二酸化炭素・ちっ素・水蒸気」。「水蒸気が含まれる」が正解になる問題は頻出です。

おぼえておきたい数値
大人が1分間に出し入れする空気は、寝ているとき約8L、運動しているときで約50Lです(8L〜50L)。


5. 全身に運ぶ:心臓と血管

血液は、からだに必要な養分や酸素を全身に運び、からだの各部から出た不要なもの(二酸化炭素や老廃物)を回収して運びます。

  • 心臓=血液を送り出すポンプの役目。位置は胸のほぼ中心左側
  • 血管=血液が流れる「通り道」

血管は3種類

血管 読み方 特徴
動脈 どうみゃく 心臓から送り出される血液が流れる。壁が厚く、よくのび縮みする
静脈 じょうみゃく 心臓に戻る血液が流れる。壁がうすい。大きな静脈には血流の逆流を防ぐ弁(べん)がある
毛細血管 もうさいけっかん 動脈と静脈をつなぐ細い血管。全身に網の目のように広がる

覚え方のコツ
「心臓から遠ざかる=動脈、心臓へ近づく=静脈」。名前ではなく「血液の流れる向き」で覚えると迷いません。逆流を防ぐ「弁」は静脈にあります。

おぼえておきたい数値
ヒトの大人の心臓は、1分間に寝ているとき約5L、運動しているときで約25Lの血液を送り出しています(5L〜25L)。


6. 感じる:感覚器官(目・耳・皮ふ)

外からの刺激を感じ取るからだのつくりを感覚器官(かんかくきかん)といいます。「見る・聞く・かぐ・味わう・ふれる」の刺激は、神経を通って脳に伝えられ、脳が刺激を受け取ることで私たちの感覚になります。

ヒトの5つの感覚

感覚 読み方 感覚器官
視覚 しかく 目
聴覚 ちょうかく 耳
嗅覚 きゅうかく 鼻
味覚 みかく 舌
触覚 しょっかく 全身(皮ふ)

目のつくりと見えるしくみ

部分 読み方 役割
角膜 かくまく 目のいちばん外側の透明な膜
ひとみ ひとみ 光の入る穴。こうさい(虹彩)がのび縮みして大きさを調節
レンズ(ガラス体) れんず 光を集める
網膜 もうまく 光が像をつくる場所
視神経 ししんけい 像の情報を脳へ伝える

外から目に入ってくる光は、角膜 → ひとみ → レンズ → 網膜(像をつくる)→ 視神経で脳へ、という順番です。「光の量を調節するのはこうさい(虹彩)」も押さえましょう。

耳のつくりと聞こえるしくみ

部分 読み方 役割
耳かく(耳介) じかい 外からの音(空気のしん動)を集める
鼓膜 こまく 空気のしん動を受け取ってふるえる
耳小骨 じしょうこつ しん動を内側に伝える小さな骨
うずまき管 うずまきかん しん動を感じ取って情報にする
聴神経 ちょうしんけい 音の情報を脳へ伝える
三半規管 さんはんきかん からだの回転や位置を感じ、バランスを保つ(うずまき管の根元)

音は「耳かく → 鼓膜 → 耳小骨 → うずまき管 → 聴神経 → 脳」の順で伝わります。

皮ふのつくり

  • 皮ふは表皮(ひょうひ)と真皮(しんぴ)の2つの層からできていて、毛・神経・血管などがあります
  • 触覚=物にふれる感覚。ふれるだけでなく、熱い・冷たいなどの刺激も感じます

おまけ(余裕があれば)
目の穴(盲点=もうてん):網膜上で、視神経が出ていく場所には光を感じるつくりがないため、そこにうつる像は見ることができません。図の「+」と「×」の記号に合わせて目を動かす実験をすると、見えなくなる位置を見つけられます。親子で実際にやってみると盛り上がりますよ。


7. 親子で最終チェック!10問クイズ

答えは下の「答えを見る」をクリック(タップ)しながら、まずは親が出題者役でやってみましょう。

Q1. ヒトは、からだの外側に骨がある「外骨格」の動物?

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× ヒトは内骨格(からだの内側に骨がある)。カニや昆虫などが外骨格の生き物です。

Q2. ヒトはセキツイ動物で、背骨をもつ?

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○ 正解。背骨をもつ動物をセキツイ動物といい、ヒトは哺乳類に分けられます。

Q3. 呼吸では、空気中の酸素を取り入れ、二酸化炭素をはき出している?

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○ 正解。呼吸は肺でおこなわれ、酸素を取り込んで二酸化炭素を外に出します。

Q4. はく息には、二酸化炭素しか含まれない?

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× はく息には酸素・二酸化炭素・ちっ素・水蒸気が含まれます。酸素を全部吸収できるわけではありません。

Q5. 大人の歯(永久歯)は、全部で20本?

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× 永久歯は32本。20本は乳歯(こどもの歯)です。

Q6. 骨と骨がつながっているつくりを「関節」という?

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○ 正解。関節の先はなん骨(軟骨)でできていて、骨と筋肉はけん(腱)がつないでいます。

Q7. 心臓から送り出される血液が流れる血管は「静脈」?

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× 心臓から送り出されるのは動脈。静脈は心臓に戻る血液が流れる血管です。向きで覚えましょう。

Q8. 目に入った光が像をつくるのは「網膜」?

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○ 正解。光は角膜→ひとみ→レンズを通って網膜(もうまく)上に像をつくります。

Q9. からだの回転やバランスを感じ取るのは、耳の「三半規管」?

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○ 正解。三半規管(さんはんきかん)はからだの回転や位置を感じ、バランスを保ちます。

Q10. 食物が通る順番は「口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門」?

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○ 正解。この通り道が消化管です。ちなみに肝臓・胆のう・すい臓は食物が通りません(消化液をつくる器官)。


8. まとめ:取り組み方のコツ

1. 名前+役割+場所をセットで

「血管」と答えるだけでなく、「心臓から出る血液が流れる、壁が厚い血管=動脈」まで言えるように。「名前だけ」では、応用問題で落とします。

2. からだの絵を指さして説明させる

図や自分のからだを使って「胃はここ、小腸はここ」と場所を指で示しながら説明させるのが効果的。口頭での「説明する練習」が暗記より強い武器になります。

3. 数値は「寝ているとき/運動しているとき」の比較で

血液5L〜25L・空気8L〜50Lは、どちらも「寝ているとき→運動しているとき」で増えます。「運動すると体はたくさん必要=数値が大きくなる」と納得すると覚えやすい。

4. 身近な体験と結びつける

脈を触ってみる、食事のときに「これはタンパク質」「これは炭水化物」と当てる、口の中の歯の数を数える、反射を試す…。日常生活がそのまま教材になる単元です。

最後に
「ヒトのからだ」は、用語が多く、理科のなかでも図や絵を見て覚えることが重要な単元です。テスト前は、この記事のクイズを親子でやって、からだの絵(教科書の挿絵)を指さしながら場所名と役割を言えるか確認してみてください。

本日の伴走、おつかれさまでした!


暗記カードでの復習法

今回の単元は 分類軸が多く、覚えることがとても多い です。
暗記カードとの相性が抜群なので、ぜひ活用しましょう。


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※本記事は、予習シリーズ 小4理科(下)第1回「ヒトのからだ」の学習範囲を、親子の復習用にまとめたコンテンツです。教材の学習順序・問題の出題傾向は、各塾・各教材の最新版をご確認ください。

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