
【2025年版】予習シリーズ 上期 社会 第16回「盆地のくらし」攻略ガイド 親子で押さえておきたいポイントまとめ
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4年生の社会も後半に入り、地理の内容がだんだんと深まってきましたね。今回の単元「盆地のくらし」は、地形と気候・農業の関係を理解する重要なテーマです。
地図や気候データを見ながら、「なぜその土地でこの産業が発達しているのか?」 を考える力が求められます。
ただ、暗記項目も多くなってくるため 「なんとなく覚えた」だけだとテストでは点が取りにくい単元でもあります。
今回は、親子で確認したい 大切なポイントを整理しました。最後に おすすめの復習法 もご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
単元の概要
甲府盆地の特徴
- 北に八ヶ岳、南に富士山、富士川が流れる
- 年間降水量が少なく、昼と夜の寒暖差が激しい
- 扇状地であり水はけと日当たりが良い
- 日本の主要な盆地を押さえる(北海道の上川盆地、長野の松本盆地など)
甲府盆地の農業
- 水はけと日当たりがよく、寒暖差が大きい
- くだものの栽培が盛ん。ぶどうとももは山梨県が第1位
- その他、りんご、おうとう、みかん、日本なしなどがさかんな地域も押さえる
盆地とは?扇状地とは?
まずは、用語の理解からスタートするのがおすすめです。
盆地
山に囲まれた平地のこと。特徴は 降水量が少なく、昼夜の寒暖差が大きいこと。
扇状地
山から流れ出た川の土砂が平地に広がってできた地形。水はけが良く、日当たりが良いため農業に向いている土地です。
親子で確認したいポイント
-
どうして盆地では雨が少ないの?
- 山に囲まれていて湿った空気が入りにくいから。
-
扇状地ではなぜ農業が盛ん?
- 水はけ・日当たりが良く、作物が育ちやすいため。
こうした「なぜ?」を子どもに問いかけながら進めると理解が深まります。
甲府盆地の特徴と農業
扇状地であること
甲府盆地は 扇状地です。川が山地から平地へ出る際に、砂や小石が扇状に広がって形成されます。
扇状地の気候と特徴
- 山々に囲まれている → 降水量が少ない
- 扇状地 → 水はけが良い
- 昼と夜、夏と冬の寒暖差が大きい
- 強い風が吹かない
盛んになった農業
- かつては養蚕(ようさん)が盛んでした
→ 水はけが良く降水量が少ないため桑の葉の栽培に適していた -
現在は果物の栽培が盛ん
→ 特に ぶどう・ももは山梨県が第1位
扇状地の特徴が、くだもの栽培に適している理由をしっかり押さえておきましょう。
日本の主要な盆地まとめ
甲府盆地以外の 日本の主要な盆地 も確認しておきましょう。
- 上川盆地(北海道)
- 松本盆地(長野県)
- 山形盆地(山形県)
- 奈良盆地(奈良県)
- 京都盆地(京都府)
親子で確認したいポイント
- 盆地名と県名を正確にセットで覚える。
- 地図帳で場所を確認し、場所のイメージを持って覚えると忘れにくくなります。
- どの盆地が「気候の特徴」や「産業」にどうつながっているかも意識して確認する。
ぶどう栽培の作業順番
甲府盆地の農業の代表例として ぶどう栽培があります。テストでは 作業順番が頻出なので、確実に覚えておきたいポイントです。
ぶどう栽培に扇状地が適している理由
- 水はけが良い
- 日当たりが良い
- 寒暖差が大きい
- 強い風が吹かない → 果実が傷みにくい
作業の順番
-
薬品処理
種がなくなり実を大きくする -
摘粒(てきりゅう)
余分な実を間引く -
ふくろがけ
実を害虫などから守る -
剪定(せんてい)
収穫後に伸びすぎた枝を切る
ポイント:順番だけでなく、それぞれの作業の目的まで説明できるようにしておくと完璧です!
くだもの栽培と産地まとめ
今回の単元では くだものの産地 も暗記必須項目です。
くだもの | 第1位 | 第2位 |
---|---|---|
ぶどう | 山梨 | 長野 |
もも | 山梨 | 福島 |
りんご | 青森 | 長野 |
おうとう | 山形 | - |
みかん | 和歌山 | 愛媛 |
日本なし | 千葉 | 茨城 |
親子で確認したいポイント
- なぜその地域でそのくだものが栽培されている?
- 寒暖差・土壌・日照時間などの条件とセットで覚える。
- 県名が都道府県名と違うとき(例:おうとう→山形など)は特に注意。
- 「くだもの → 地域 → 理由」をセットで説明できるように。
学習アドバイス
表ごとまるごと覚えるのも良いですが、「なぜそこで作られているか」を理解しておくと記憶が定着しやすいです。
- カード学習や自作のまとめノートなども効果的。
- 親子で産地当てクイズをすると楽しみながら覚えられます。
暗記カードでの復習法
この単元は 用語・地名・順番・産地など 覚えることがとにかく多いのが特徴です。
暗記カード活用のメリット
- スキマ時間に確認できる(通塾時・移動時・寝る前など)
- 間違えたカードだけ重点的に繰り返せる
- ゲーム感覚で取り組める → やる気の維持に効果的
- 親子でクイズ形式にして取り組める
実際におすすめのカード
当社では、予習シリーズに準拠した暗記カードをご用意しています。
- くだもの産地・盆地名・ぶどう作業順番・地形用語 など、出題頻度が高い内容に対応。
- 1枚に複数問を入れ、関連づけて覚えやすい工夫をしています。
- 全方位からの出題に耐えられるように、背景知識や地図問題も意識した作り。
ご利用者の声(一部)
- 「社会が苦手だった子が、カードで覚えてからテストが安定するようになった」
- 「朝5分だけでも毎日カードをめくる習慣がついた」
- 「親子でクイズ感覚で楽しんでいます」
もしまだカード学習を取り入れていない方は、ぜひ一度取り入れてみてください。理社は「覚えた者勝ち」の側面も強いため、カードの効果は非常に高いです。
まとめ
今回の単元 「盆地のくらし」 は、地形→気候→農業の因果関係をしっかり理解することがカギです。
親子で次のような流れで学習を進めていくと良いでしょう。
- 盆地・扇状地の用語理解
- 甲府盆地の地図・気候・農業の変化を押さえる
- 日本の主な盆地名・位置確認
- くだもの産地+なぜそこで作られているかをセットで覚える
- 暗記カードで反復・定着
- 最後の仕上げはやはり スキマ時間の活用と繰り返しが大切。
暗記カードもぜひうまく取り入れて、親子で「覚えられた!」という達成感を積み重ねていきましょう。
楽しく・効率的に学習して、次のテストでも力を発揮できるよう応援しています!
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