
【中学受験】組分けテスト直前の仕上げ方|教科別&1週間の効率的な過ごし方を徹底解説!
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「今回も全然仕上がってない…」
「週テ・カリテの見直し、手つかずかも…」
「とにかく時間が足りない!」
組分けテスト前に何度思っただろう。。。
あっという間にやってくる組分けテストに向けて、残り1週間をどう使うか!とても大切です。
でも、何をどう進めたらいいかわからず、気持ちだけが焦ってしまう…。
今回は、そんな“時間がない”中でも、効率的に仕上げるための作戦をご紹介します!
実際、本番の受験もこんな感じ。限りある時間をどう使うかはかなり重要なので、そういう意味でも組分けテストは大切な予行演習!
ぜひ、この機会をを使って、受験本番への耐性をつけてみてください!
作戦を立てる上で以下参考になりましたら幸いです!
戦略①|まずは全体戦略を立てよう!(7日間の過ごし方)
テスト前になると、「とにかく全部やらなきゃ!」と思ってしまいがち。でも、それはNG。
やるべきは、“やらないことを決める”ことです。
まずは優先順位をつけましょう。
- 苦手だけど出題頻度が高い分野
- 基本問題でミスしていた分野
- 理社のように得点差が出やすい教科
そして「この1週間で何を・いつやるか」を逆算してスケジューリング。
子どもにとっては、「何をやればいいのか」が見えているだけで安心感が違います。
ポイント:
- 付箋に「やること」を書いて終わったら剥がす
- 勉強後に「自分でマル」をつける
- 土曜夜に“できたこと”を振り返る
などの工夫で、学習の質がぐっと上がります!
戦略②|教科別!効果的な対策ポイント(優先順位の考え方+やること)
組分けテストで効率よく得点するには、教科ごとの特徴に応じた戦略が必要です。限られた時間の中で「何にどれだけ力をかけるか?」の判断がとても重要になります。
算数:最優先で「取りこぼし」を防ぐ
算数は配点が高く、得点差がつきやすい教科。難問よりも「基本問題・標準問題の取りこぼしを防ぐ」ことが最大の戦略です。
優先順位の指針
- 基本的な解き方が頭に入っていること
- 基本問題を完璧に解けること
- 得意単元において応用問題がクリアになること
やるべきこと
- 間違えた問題を「もう1回解く」だけでなく、解法パターンを“覚え直す”
- 「何で間違えたのか」を言語化して、次の対策に活かす
- 計算練習は“タイムを測って”集中力を意識させる
- 予シリ・演問、組分け過去問・週テ、カリテでのミス問題の再演習(正答率を上げる)
特に、「問題は解けたのに、どこかでつまずいていた」ものを発見し、解法を“インストール”する感覚で復習しましょう。
だからこそ、解法をしっかり覚える・暗記することが大切。理解ではなく「パッと手が動く」状態を目指しましょう。
国語:短時間で“語彙力・知識問題”を底上げ
国語はまずはやれば取れる語彙・漢字・文法など知識分野を強化することが鉄則。さらにテストに向けた長文対策も織り交ぜていきましょう
優先順位の指針
- 語彙:四字熟語・ことわざ・慣用句、単元対象の漢字
- 長文問題の選択肢の選び方(なぜその選択肢が正解で、他は間違っているのか。どのように選択肢を読めばそれが導き出せたのかの確認)
-
記述問題の書き方(抜き出し、要約含む)
記述問題は点数配分が大きいので完全でなくとも、部分点をとりに行く!
やるべきこと
- 語句問題を短時間で繰り返し(5分で10語など)
- 過去の週テストで間違えた選択肢問題が「なぜ間違えたのか」「正解はなぜそうなのか」「今後どうすれば間違えないか」を確認
- 記述は1日1つ必ずやる。主語・述語・具体例に気をつけて書く練習と苦手意識を少なくする
- 苦手な出題形式(抜き出し・記述など)を1日1題練習
短時間で成果が出やすい“即効性のある学習”を取り入れて、「できた!」という実感を重ねることが重要です。
理科:知識整理と図表読みの“ダブル攻略”
優先順位の指針
- 知識の再確認(語句・しくみ)
- 計算問題(ばね、電気、浮力など)
- 表・グラフ・図の読み取り問題
やるべきこと
- 予習シリーズの要点まとめを再確認し、全体像を把握する
- 暗記カードを使って、間違えた用語を重点的に反復
- 過去問の計算問題で「処理の慣れ」を養う
- グラフ問題は縦軸・横軸を確認し、何を表しているかを意識して解く
理科は、知識問題と処理問題のバランスが大切。知識は暗記カードでコンパクトに、処理系は演習と確認で仕上げるのがコツです。
社会:暗記+“流れ”と“因果関係”で差をつける!
優先順位の指針
- 単元の基本語句の暗記
- 図・地図・年表・資料とのリンク
- 統計や並び替え、間違い探し問題
やるべきこと
- 暗記カードで語句を反復し、書いて覚える
- 週テストや組分けでの正誤問題の“なぜ間違えたか”を確認
- 指定漢字語句が正確に書けるようにする
- 単元間のつながりや因果関係をストーリーで理解する
社会は「用語を覚える」だけでは得点が伸びにくい教科。覚えた語句を“どう使うか”を意識した学習が必要です。
戦略③|1日ごとのスケジュールに落とし込む!
計画は立てただけでは意味がありません。 実際の生活スケジュールに合わせて、1日の中にどこで何をやるかを“見える化”しましょう。
1日のスケジュール例(平日)
- 朝(7:00〜7:30):暗記カード10枚(理社)
- 学校帰宅後(17:00〜18:00):算数の間違い直し&国語語句
- 夜(20:00〜20:30):理科の復習+チェックテスト
「やるべきこと」をパーツに分けて、生活の中に“はめていく”感覚が大切です。
ポイント:
- スキマ時間をうまく使う(移動時間・食事前後・お風呂前など)
- 長時間より「こま切れ集中」でメリハリを
- 「やったこと」をチェック表にすると達成感が得られる!
戦略④|“苦手”の見極めとピンポイント復習
この時期に「全部やり直し」は現実的ではありません。 苦手な単元・分野をピンポイントで見極めて復習するのが効率的!
見極めポイント
- 週テスト・カリテの正答率50%以上の問題で間違えた問題は確実に。50~30%を取れると差が出る
- 間違えた理由が「うろ覚え」や「理解不足」なもの
- 凡ミスを減らせるポイント
見極めができたら、
- 「何がわかっていないのか?」を親子で確認
- 該当単元のテキスト+問題演習+暗記カードで反復
ピンポイントに絞り、完璧にすることで自信もつく!!
戦略⑤|組テ当日を見据えて“仕上げ”を意識
最後の仕上げで重要なのが、「組分けテストをイメージできる」こと。
- 組分けテストの解答用紙からどこを狙うのかをイメージする
- 問題の全体像から「時間の使い方」イメージする
- 過去問や練習問題で“本番通り”に実施
前日・当日の過ごし方も大事!
- 前日は早めに寝る・軽く復習でOK
- 朝は暗記カードなどでウォーミングアップ
- お弁当や持ち物も“自分で準備”が自信につながる
スキマ時間に暗記カードをフル活用!
理社に役立つのが「暗記カード」!
- 覚えるべき情報を“細切れ”にして処理しやすい
- スキマ時間に1枚ずつ確認できて手軽
- 子どもが“自分で”進められるので、学習の自走化にも◎
当社の中学受験専用暗記カードは:
- 予習シリーズに準拠した単元ごとの設計
- 表・図・ワンポイント解説で理解も促進!
- 1枚で複数問 → 知識を関連づけて定着しやすい
「どこから手をつけたら…」という方にも、“今週の10枚”から気軽に始められます!
まとめ:焦るより、整理と優先順位!
組分けテスト直前の1週間は、まさにラストチャンス。
時間がない中で“やることを絞る”勇気と、“自分に合ったやり方”を持つことが何より大切です。
- 全体戦略を立てて“迷い”をなくす
- 教科別に“取れる問題”を確実に積み重ねる
- ピンポイントで効率的に対処&自信をつける
- 仕上げは“本番環境”を意識!
「これだけはやった」という手応えが、子どもの自信と本番での落ち着きにつながります。
ぜひ、今日からの1日1日を“戦略的”に過ごしていきましょう!
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