簡単復習法

【中学受験】塾のあとの30分で差がつく!家庭でできる簡単復習法

中学受験を目指すご家庭にとって、塾で学んだ内容をいかに家庭で定着させるかは非常に重要なテーマです。「復習をどうやるか」で成績の伸び方に大きな差が出るのは、言うまでもありません。特に、塾の後のたった30分をどう活用するかで、その日の学びがしっかりと自分のものになるかどうかが決まります。

この記事では、当日中の復習がなぜ効果的なのか、どんな方法で進めればいいのか、教科別のポイントやおすすめのツール(暗記カード)まで、わかりやすくご紹介していきます。

当日やらないとどんどん忘れる!「忘却曲線」の真実

人間の記憶には限界があります。エビングハウスの「忘却曲線」によると、20分後には42%、1時間後には56%、そして1日後には最大66%の記憶が失われると言われています。

しかし、これは裏を返せば「当日中に復習することで、記憶を大きく定着させられる」ことを意味します。

とはいえ、実際のところ塾が終わって帰宅するのは夜遅く、お子さんも親御さんもクタクタというのが現実です。「復習しなきゃ」と思いつつ、気がつけば寝る時間……なんてことも珍しくありません。

家庭での復習が大事とはわかっていても、まとまった時間が取れず、結局翌日以降に先送りしてしまう。しかも次の日には新しい授業があるので、どんどん「復習の山」が積み上がってしまいます。

さらに、「復習=しっかり時間を取って完璧にやるもの」という意識があると、余計にハードルが高く感じてしまいます。

だからこそ、このブログでは“たった30分で効率的に復習できる方法”を提案しています。短時間でもポイントを押さえれば、記憶にしっかり残り、理解も深まります。つまり、塾から帰ってきたその日の夜に、短時間でも復習するだけで、学びの質が格段に上がるというわけです。

効率的な30分復習ルーティン

忙しい毎日の中でも、30分だけ集中して行うことで高い効果を発揮する復習方法があります。以下は、実際に成果が出ているおすすめのステップです。

用意するのは白紙のノートとポストイット、鉛筆です。

1. 書き出す(3〜6分)

ポストイットに、今日学んだことを単語レベルでどんどん書き出していきます。
「思い出す」ことが記憶の定着につながるため、間違っていても構いません。

2. チラ見(1分)

教科書やノートを軽く見て、抜けていた内容を確認します。

3. 書き加える(5分)

「そういえばこれもあった!」と思い出した内容や、間違えたところを追記します。
またノートに単元の目次別や関連するものを近くにするなど配置します。

4. チラ見(1分)

もう一度教科書やノートを見て、再確認します。

5. 絞り出す(5分)

書いたポストイットを見返し不足がないか確認します。
単語レベルから文章として書き加えたり、間違えてしまった事や難しいと思ったことなども追加してOKです!

5. 答え合わせ(10分)

教科書やノートと照らし合わせながら、整理・追記していきます。

このステップを繰り返すだけで、記憶が確実に定着していくのを実感できるはずです。

 

教科別・復習内容の例(ポストイットに書き出すこと)

30分復習ルーティーンでは、「書き出す」工程や「絞り出す」段階で、どんなことを付箋やノートにまとめればよいのかが重要です。以下は教科別の具体例です。

国語

  • 小テストで間違えた漢字や知識問題
  • 長文読解の超簡単な要約(1行程度)
  • 説明文であれば「筆者の主張」
  • 物語文であれば「登場人物とその関係」

算数

  • 単元のテーマやポイント(例:速さ、割合)
  • 基本問題・例題とその解き方
  • 間違えた問題と、間違えた理由をひと言でメモ

理社(理科・社会)

  • 単元名(例:植物のつくり、江戸時代など)
  • 出てきた重要用語(付箋1枚につき1用語でもOK)
  • 単元で学んだ目次や流れをざっくり書く
  • 間違えた問題や引っかかったポイントの再確認

この復習法が効果的な理由

「書く」という行為には、記憶を深く定着させる効果があります。読み返すだけでは曖昧になりがちな情報も、自分の言葉で書き出すことで頭の中にしっかり残るようになります。

また、短時間で復習することで集中力が高まり、効率的に思考を整理する力も養われます。特に付箋を活用して整理する方法は、視覚的にも情報を把握しやすく、後から見直す際にも非常に便利です。

さらに、内容を自分で再構成することで「全体像」が見えてきます。これは、単なる暗記を超えて“理解”へとつなげる非常に大きな一歩です。

 

続けることが最大の効果を生む

1日ごとの復習も大切ですが、これを続けていくことでさらに学習効果は高まります。

  • 翌日〜1週間以内に、ポストイットを眺めて「テーマごと」に再整理
  • 単元を4回分くらい重ねたら、横断的に比較して共通点や違いをまとめる

こうした「再構築」の作業により、断片的だった知識がつながり、全体像が見えるようになってきます。

 

よくある失敗パターンとその対処法

どんなに良い復習法でも、やり方を間違えると効果が半減してしまいます。ここでは、よくあるつまずきパターンと、その対処法を紹介します。

  • 白紙に書き出すのが難しくて止まってしまう → 最初はキーワードだけでOK。「今日のテーマ」「出てきた用語」など思い出せる範囲から書き始める。
  • ノートを見て書き写してしまう → 見るのは「チラ見」の時間だけ。思い出す→確認→修正という流れを意識する。
  • 要点をまとめきれず長文になってしまう → ポストイットには「一言で言うと?」という問いかけを意識して書く。
  • 毎日続かない → 最初は週2〜3回からスタートして習慣化を目指す。完璧を求めすぎず“やっただけでOK”とする日があってもいい。

 

親の関わり方:サポートのコツ

この復習法は子どもが自分で進めるのが理想ですが、親のちょっとしたサポートが大きな力になります。

  • 「今日なに習った?いつもの書き出しやろうか?」と聞く 子どもが自分から取り組んでルーティンになるように促せるとGoodです。
  • ノートやポストイットを一緒に眺める 親が「いいね!」と反応するだけで子どものやる気はぐんと上がりますし、一緒に見ながら話すと記憶の定着率も高くなります。
  • できていないときは責めずに一緒に時間を作る 習慣化までは親子で“ルーティン化”するのがカギ!家庭のリズムに組み込むと◎。

 

忘却に勝つための武器:暗記カードのススメ

時間がないとき、スキマ時間に何かできることはないか…と悩んでいる方におすすめなのが「暗記カード」の活用です。

暗記カードのメリット

  1. 子どもが自分でやりやすい:ゲーム感覚で何度も繰り返せる
  2. 単元ごとに整理されている:塾やテストに直結した内容
  3. スキマ時間に使える:電車や休み時間でもOK
  4. 持ち運びが楽:コンパクトでかさばらない
  5. 復習効率が高い:20%程度の範囲を短時間で何度も見直せる

 

当店でも、理科・社会を中心とした暗記カードを販売中です。分類軸や背景知識を意識した「メタ認知力」を育てる工夫が詰まっており、組分けや本番対策にも活用できます。

➡ 暗記カードの詳細やサンプルはこちら

まとめ:このブログで紹介したポイント

このブログでは、中学受験に向けて塾の後にできる効率的な復習法をテーマに、以下のようなポイントを紹介。

  • 記憶は放っておくとすぐに忘れる 忘却曲線により1日で34%の記憶が失われる。当日中の復習が効果的。

  • 時間がない中で復習するのは大変 夜遅くの帰宅や睡眠不足で復習の時間が取りにくい。「完璧」を目指すと続かない。

  • 30分でできる復習ルーティン 書き出し→確認→追記→要約→答え合わせの流れで、短時間でも効果を出せる。

  • 教科別にポストイットに書く内容の例 国語:要約、登場人物、間違えた漢字 算数:テーマ、解き方、ミスの分析 理社:用語、単元名、重要ポイント

  • なぜこの方法が効果的なのか 書くことで記憶が定着し、整理力・集中力・メタ認知力も鍛えられる。

  • 継続することで得られるさらなる効果 ポストイットを再構成することで理解が深まり、知識がつながる。

  • 暗記カードの活用もおすすめ 持ち運びやすく、スキマ時間に使いやすい。組分けや本番対策にも有効。

日々の積み重ねが大きな力に。今回紹介した方法を、ぜひ今日から取り入れてみよう。メタ認知力を育てる構成で、組分け・本番対策にも◎

日々の積み重ねが大きな力になります。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ今日から実践してみてください!

 


🟢 他にも役立つ記事はこちら:

 

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中学受験に向けて、一歩ずつ前進していきましょう!

 

最後まで読んでいたきましてありがとうございます!

TT1 Learning 中学受験のお店 では、中学受験の学習を効率よく進める暗記カードの販売と中学受験にお役に立つ情報の発信をしてまいります!
今後ものぞいてみていただけますと幸いです!

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