
【2025年版 小4】予習シリーズ 上期 理科 第19回「動物」攻略ガイド 親子で押さえておきたいポイントまとめ
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小4理科予習シリーズ第19回「動物」では、動物を「背骨があるかどうか」で分類するというシンプルながら重要な考え方を学びます。
分類ごとの特徴を理解し、観察眼を養うことがこの単元の目的です。
ただ丸暗記するのではなく、「なぜこのグループに入るのか?」を考えることがポイントです。
ここでは保護者の方が伴走しやすいよう、具体例とともにわかりやすく整理して解説します。
単元の概要
- 動物はまず「セキツイ動物(背骨がある)」と「無セキツイ動物(背骨がない)」に分かれます。
- セキツイ動物はさらに魚類・両生類・ハチュウ類・鳥類・ホニュウ類に分けられます。
- 無セキツイ動物は、節足動物・軟体動物・その他に分けられ、節足動物は外骨格と節のある足が特徴です。
- それぞれの分類ごとに「呼吸のしかた」「子の生まれ方」「体温」「体のつくり(表面)」の違いがあり、それらを関連づけて覚えると理解が深まります。
動物の大きな分類
-
セキツイ動物 背骨がある動物。体の中に骨(内骨格)を持ち、種類は5つ。
- 魚類
- 両生類
- ハチュウ類
- 鳥類
- ホニュウ類
-
無セキツイ動物 背骨がない動物。節足動物、軟体動物、その他に分類。
- クモ、カニ、エビ(節足動物)
- イカ、タコ、カタツムリ、貝(軟体動物)
- クラゲ、ヒトデ、ナマコ、イソギンチャク(その他)
無セキツイ動物の種類と特徴
-
節足動物
- 外骨格を持ち、足に節があるのが特徴。
- 昆虫(チョウ、バッタ、カブトムシなど)や、クモ、ムカデ、カニ、エビなどが含まれます。
-
軟体動物
- 体がやわらかく、一部は外骨格(貝がら)を持つ。
- イカ・タコ・貝類・カタツムリなど。
- カタツムリは殻を持っているため、つい貝と混同しやすいが、分類上は軟体動物です。
-
その他
- ヒトデ、ナマコ、クラゲ、イソギンチャクなど。
- 水中に住み、軟体動物に似ているが、体のつくりが異なるため別分類になります。
セキツイ動物の分類と進化
- 魚類 → 両生類 → ハチュウ類 → 鳥類・ホニュウ類 という進化の流れがあります。
- 水中で生活する魚類から、陸にも上がれる両生類へ、さらに乾燥に強いハチュウ類へと進化。
- 鳥類とホニュウ類は、恒温動物(体温を一定に保つ)で、行動範囲が広くなりました。
【例】
- 魚類:メダカ、アユ、マグロ、ウナギ
- 両生類:カエル、イモリ、サンショウウオ
- ハチュウ類:ヘビ、ヤモリ、カメ
- 鳥類:スズメ、ペンギン、ダチョウ
- ホニュウ類:ヒト、サル、ゾウ、イルカ、クジラ
セキツイ動物の特徴(くらし・体・子育て)
分類 | 生活場所 | 呼吸 | 生まれ方 | 子育て | 体温 | 体表の特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
魚類 | 水中 | えら | 卵 | しない | 変温 | うろこ |
両生類 | 幼体:水中/成体:陸上 | 幼体:えら/成体:肺 | 卵 | しない | 変温 | 湿った皮ふ |
ハチュウ類 | 陸上 | 肺 | 卵 | しない | 変温 | うろこ・こうら |
鳥類 | 陸上(飛ぶ) | 肺 | 卵 | する | 恒温 | 羽毛(体温を保つ) |
ホニュウ類 | 陸上・水中 | 肺 | 胎児 | する | 恒温 | 毛(体温を保つ) |
動物の食べ物の違い
-
草食動物
- ミツバチ、カタツムリ、アブラムシ、コアラなど。
- 草、花、木の葉など植物を主に食べる。
-
肉食動物
- トンボの幼虫、カエル、ワニ、ペンギン、ライオンなど。
- 他の動物を食べることでエネルギーを得る。
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雑食動物
- メダカ、カラス、サル、サメなど。
- 植物も動物も食べる。環境への適応力が高い。
※すべての分類に草食・肉食・雑食が存在するのがポイントです。
覚え方のコツ
- 「セキツイ動物」「無セキツイ動物」の大分類をまずおさえる
- 表を活用して、分類ごとの特徴(呼吸、生活場所、体表、体温、子育てなど)をセットで覚える
- クイズ形式で「これは何類?」「呼吸は何?」「どこで生活する?」など問いかけると記憶が定着します
- イラストや写真を見て、実際の動物と結びつけると効果的です
暗記カード紹介(おすすめ活用法)
- 家族でクイズ形式にして遊びながら復習
- 食事の前後、寝る前、移動中などスキマ時間の活用にピッタリ
- 特に生物は暗記の物量が多いので繰り返しカードで復習できるのは効果的!
当サイトで販売している予習シリーズ準拠の暗記カードは、今回の「動物」の重要ポイントが網羅されています。
よろしければ一度カードの内容も覗いてみてください!
まとめ・保護者の方へ
「動物」の単元は、中学受験でも非常によく出題される基本の一つです。ただ丸暗記するのではなく、「この動物はなぜこのグループ?」と理由まで一緒に考えることが理解の近道です。暗記カードや図解、クイズ形式のやりとりなどを活用し、日常生活の中でも自然に触れながら学べる工夫をしていきましょう。お子さんの「なるほど!」を引き出す伴走を、ぜひ楽しんでください。
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