
【中学受験】「勉強しない」問題に効く!ポモドーロ式を導入して“学習スイッチ”を入れよう
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「勉強しなさいって言ったのに、また漫画読んでる…」
「10分前に始めたばかりなのに、もううろうろし始めてる」
「今日も集中できずに、結局ダラダラして終わった…」
こんな日々に、私も頭を抱えていました。
また、中学受験で志望校も見えてくると、なんとか届くようになってほしくて、勉強量が増えて、つい「もっとやってほしい」と思ってしまいますよね。
でも、その期待がプレッシャーになって、「子供も一体どこまでやればいいのか?」と
やる気をそいでしまうこともあります。
そこでやってみてよかった一つが「ポモドーロ・テクニック」。
我が家ではこれを取り入れることで、勉強に対する集中力が少しずつ改善していきました。
この記事では、ポモドーロ・テクニックの中学受験向けの活用方法や、学年別の実践例をご紹介します。
日々、「うちの子、集中できない…」と感じている方のヒントになれば幸いです。
なぜ、子どもは集中できないのか?
「やる気がないんじゃないか」
「怠けてるのでは」
と思って、叱ってしまうこと、ありませんか?
でも、叱っても何も変わらない。
それよりも、「勉強のやり方」や「取り組み方」を変えて行く方が効率的と気づきました。
たとえばこんな状況、思い当たりませんか?
- 何時間勉強すればいいのか曖昧
- 終わりが見えず、始めること自体がストレス
- 内容が難しく、やっても達成感がない
- 「やらなきゃ」と思うほど嫌になってくる
子ども自身も、どうやったら集中できるのか、わからないことが多いのです。
だからこそ、「集中しやすい仕組み」を大人が用意してあげることが大切です。
ポモドーロ・テクニックとは?
ポモドーロ・テクニックは、25分の集中時間と5分の休憩を1セットとし、それを繰り返していくシンプルな時間管理法です。
「長時間集中し続ける」ことを前提とせず、短く区切ることで、脳と心の負担を軽くし、集中力を高める仕組みです。
1回ごとに終わりが見えているため、子どもにとっても「これならできそう」と感じやすくなります。
<豆知識>
ポモドーロ式とは、イタリア人のフランチェスコ・シリロ氏が提唱されました。日本ではトマトベースのパスタ料理も「ポモドーロ」で有名ですが、ポモドーロはイタリア語でトマトを意味しており、シロリ氏がトマト型のキッチンタイマーを使用していたことにちなんでいるそうです。
中学受験生にポモドーロが向いている理由
中学受験は長期戦です。
勉強の継続には、「やる気」はもちろん大切ですが、
それに加えて「仕組み化」できるとパワフルです。
ポモドーロの導入で得られる効果としては、
- 始めるハードルが下がる
- 限られた時間で集中する力がつく
- 小さな達成感を積み重ねられる
- メリハリをもって勉強できる
- 習慣化して自然と勉強できる
親も、勉強時間を「管理」するのではなく「設計」してあげるというスタンスに変わり、心の余裕が生まれました。
学年別・ポモドーロの活用法
小学3年生:まずは「習慣づけ」から
- 時間:15分勉強+5分休憩
- セット数:1〜2回
朝の短時間で計算や漢字練習、夜は理社の暗記カードなど、簡単にできるものからスタート。
タイマーを使ってゲーム感覚で取り組むと、勉強のハードルがぐっと下がります。
小学4年生:楽しく、少しずつ積み重ねる
- 時間:20分勉強+5分休憩
- セット数:3〜4回
勉強時間が増えるタイミング。
算数のミス直しや国語の語句問題、暗記カードなどを組み合わせ、午前・午後でセットを分けると集中しやすくなります。
自分でタイマーを操作させると、自主性も育ちます。
小学5年生:「計画性」を育てるトレーニング
- 時間:25分勉強+5分休憩
- セット数:平日4〜5回、土日6〜8回
科目が増えて学習負荷も上がる学年。
朝の計算、夕方の復習、夜の理社の暗記など、科目ごとにセットを組んでいくことで、日々の学習にリズムが生まれます。
記録をつけると達成感が出て、「今日はここまでやれた!」という自信につながります。
小学6年生:本番を見据えた集中力強化
- 時間:25〜30分勉強+5分休憩
- セット数:平日5〜6回、土日8〜10回
志望校対策や過去問演習など、長時間の勉強が求められる時期。
時間を区切って取り組むことで、集中を維持しながら学習効率を高められます。
「3セットやってから休憩」など、自分で目標を決めることも、試験本番への準備につながります。
ただし、6年生はポモドーロにとらわれずテストの時間の50分程度に照準を合わせて行く方が良いかもしれません。
ポモドーロと暗記カードの合わせ技で、効率アップ
理科や社会などの暗記系科目は、ポモドーロ式と非常に相性が良いです。
1セット(25分)でカード1冊に取り組み、5分休憩のあと、再確認。
ミスしたカードをピックアップして、次のセットで再挑戦。
このように短時間で復習を回すことで、効率よく定着します。
暗記カードのメリット:
- 短時間集中にちょうどいいボリューム
- 自分で進められるので、自走の習慣づけになる
- 理社の知識整理に最適
まとめ:集中力は、育てるもの
子どもが集中しないのは、気持ちや能力の問題ではなく、環境や仕組みが整っていないからかもしれません。
ポモドーロ・テクニックは、家庭でもすぐに取り入れられる手軽な方法です。
大人の声かけを減らしながらも、子ども自身が「やった!」という達成感を得られる。
そんな勉強スタイルをつくるきっかけとして、ぜひ活用してみてください。
おすすめ:中学受験対応・暗記カードのご案内
理社の復習や短時間学習にぴったりの暗記カードもご用意しています。
- 四谷大塚「予習シリーズ」準拠
- 図解・表・関連知識を1枚に凝縮
- クイズ形式で親子でも取り組める
- 単元ごとに少しずつ進められる構成
「やらされる勉強」から「自分で進める勉強」へ。
お子さまの集中習慣づくりの第一歩として、ぜひご活用ください。
記事は以上です。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
よろしければ暗記カードのサンプルや関連記事を読んでみてください。
お子様の勉強のお役に立てましたらとても嬉しいです‼︎
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