予習シリーズ 小4理科(下)第2回「秋の生物」親子で押さえておきたいポイントまとめ

予習シリーズ 小4理科(下)第2回「秋の生物」親子で押さえておきたいポイントまとめ

中学受験ブログ|親子の伴走メモ

秋の生きものは「何を感じて、どう動くか」がテーマ。植物・昆虫・動物の変化を、親子で表にまとめながら整理しましょう。


小4理科(下)の第2回は 「秋の生物」 です。夏の間にぎやかだった生きものが、秋になると一斉に冬ごしの準備に入ります。植物は花を咲かせ・種を散らし・葉を落とし、昆虫は卵を産み、魚や鳥は移動する。この単元は「秋という季節の変化を、生きものがどう感じ取っているか」が軸になります。名前の暗記だけでなく、「なぜそうするのか」まで押さえると、テストで強くなります。


1. 秋になると、生きものは何を感じる?

まず、秋の「きっかけ」をそろえましょう。ここがわかると、この後の植物・昆虫・動物の行動が一本の線でつながります。

変化 内容
昼と夜の長さ 秋分の日(9月23日ごろ)を境に、昼の長さより夜の長さの方が長くなる
気温 秋になると気温が下がっていく
生きものの反応 これらの変化を感じ取り、種子をつくる・葉を落とす・たまごを産む・渡りをするなど、冬をむかえる準備を始める

親子の心得 「昼が短くなる → 花が咲く(短日植物)」「気温が下がる → 葉を落とす準備」というように、変化のきっかけと反応をペアで覚えましょう。ここは「秋の生物」全体の土台です。

旬の食べ物も聞かれます 秋に旬をむかえるのは、主食では米、野菜ではソバ・ダイズ・サトイモ・サツマイモ、果物ではカキなど。魚ではサンマ・サバ・サケ・ウナギ・カツオが旬です。 ※地域によって多少のちがいがあります。


2. 秋に咲く花:野原の草

ヒガンバナ

  • 彼岸(秋分の日のころ)に、土手や雑木林のへりで花を咲かせる
  • まず花だけを咲かせ、花が枯れるころに葉を出す
  • 秋から次の年の春まで光合成をして、地下の球根(きゅうこん)に養分をたくわえる

ススキ

  • 気温が低くなると花を咲かせる
  • そのため開花前線は北の地方から南の地方へ移っていく
  • 同じ地方では、山地の方が平地より早く開花する(山地の方が早く気温が下がるため)

ススキの向きに注意 開花前線は北から南へ、同じ地方では山地から平地へ。紅葉前線と同じ向きです。「北から南・山から平地」とセットで覚えましょう。

秋の七草(覚え方:おすきなふくは)

お す き な ふ く は
オミナエシ ススキ キキョウ ナデシコ フジバカマ クズ ハギ

春の七草との違い 春の七草は食用(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)、秋の七草は花を見て楽しむもの。「春=食べる、秋=見る」で区別しましょう。


3. 秋に咲く花:庭や花だん

植物 ポイント
キク 秋の代表的な花。同じなかまにコスモス・ダリア・マリーゴールド・マーガレット
コスモス 夏の終わりから秋にかけて花を咲かせる
ダリア 同上
キンモクセイ よい香りがする花を咲かせる
秋に咲く木 サザンカ・ヤツデ

季節をまちがえやすい植物

  • 春に咲く=ツバキ・ツツジ・レンゲソウ・ハルジオン
  • 夏に咲く=ネムノキ・アジサイ・ツユクサ・カタバミ
  • 冬に咲く=サザンカ

「サザンカ=秋」はとくに迷いやすいので注意しましょう。

短日植物と電照菊

キクが秋に咲くしくみ キクは昼の長さが短くなると花を咲かせます。このような植物を短日植物といいます。 逆に、夜に電灯で明かりをあてて昼の長さを長くし、開花を遅らせる栽培を電照菊(でんしょうぎく)といい、出荷の時期を調節しています。昼に日よけをして咲く時期を早めることもあります。


4. 葉の色の変化:落葉樹と常緑樹

分類 特徴
落葉樹 秋に葉が落ちる。気温や昼の長さを感じ取り、落葉の準備を始める
常緑樹 一年中緑色の葉をつけている(スギ・ツバキなど)

葉の色の変わり方は3種類

変化 読み方 代表例
紅葉 こうよう イロハモミジ(カエデの一種)・ニシキギ・ツタ
黄葉 こうよう イチョウ・ポプラ・ケヤキ
茶色 — クヌギ・コナラ・クリ

読み方に注意! 紅葉(こうよう)=赤くなる、黄葉(こうよう)=黄色くなる。どちらも「こうよう」と読みますが、漢字で意味が分かれるので、テストでは漢字で書き分けられるようにしましょう。

紅葉前線

同じころに葉が色づいた地点を線でつないだものを紅葉前線といいます。前線は北の地方から南の地方へ、同じ地方では山地から平地へと移っていきます。

落葉したあとの枝 落葉したあとの枝には冬芽(とうが)が残ります。


5. 種や実の散らばり方

秋にできた種子は、さまざまな方法で広い範囲に散らばります。植物はこうしてなかまをふやします。

散らばり方 種の特徴 植物
風で飛ばす 綿毛や羽のようなつくりで風にのる ススキ・カエデ・マツ
動物のからだにつく 動物の毛にくっつきやすいフックやとげ オナモミ・イノコヅチ・ヌスビトハギ
動物に食べられる 目立つ色・栄養や甘い実。ふんといっしょに散らばる ナンテン・ヤマブドウ・アケビ
落ちて転がる 重さがある程度ある。丸い(ドングリ) クヌギ・コナラ・シイ・カシ
実がはじける 小さく軽い ホウセンカ・カタバミ

覚え方のコツ 大きく分けると①風の力 ②動物の力 ③自力(転がる・はじける)の3つ。 「クヌギ・コナラ・シイ・カシは転がる」「ホウセンカ・カタバミははじける」は、選択問題の定番です。

表年と裏年

実がたくさんなる年・少ない年 ミカン・カキ・クリなどは、実が多くできる年と、あまりできない年が1年ごとに交互にやってきます。

  • 表年(おもてどし)…実が多くできる年
  • 裏年(うらどし)…実があまりできない年

    理由は、実をつけることで養分を使いすぎたり、花をつけることをじゃまする物質が実でつくられてしまうため。そのため農家では、花が多くできた年につぼみや若い実をつみとる作業をします。


    6. 秋に卵を産む昆虫

    昆虫 卵を産む場所 補足
    アキアカネ・シオカラトンボ・ギンヤンマ 水の中(池や沼など) 山から平地におりてきたアキアカネは、おすとめすがつながって卵を産み、一生を終える
    カマキリ 植物(細い木の枝や高い草のくきに卵のかたまりを産みつける) —
    トノサマバッタ 土の中(細長い形の卵をかためて産む) —

    トンボの幼虫 トンボの幼虫はヤゴとよばれ、水中でくらします。だからトンボは水辺に卵を産むのです。

    「卵を産む場所」は最頻出 水の中=トンボ、植物=カマキリ、土の中=バッタ。選択問題で「卵を産む場所」を問われるので、昆虫名とセットで確実にしましょう。


    7. 秋に鳴く虫:コオロギ型とキリギリス型

    項目 コオロギ型 キリギリス型
    鳴くのは? オスだけ オスだけ
    どこを使う? 羽をこすり合わせて鳴く 羽をこすり合わせて鳴く
    羽の部位 右羽が上 左羽が上
    いつ鳴く? 夜 キリギリスは昼/ウマオイ・クツワムシは夜
    なかまの昆虫 スズムシ・マツムシ・エンマコオロギ ウマオイ・クツワムシ・キリギリス

    羽の上下は逆! コオロギ型=右羽が上、キリギリス型=左羽が上。ここは数字や向きを問われるので、必ず確認しましょう。セミは羽ではなく腹を使って鳴きます(こちらもオスだけ)。

    鳴く時期 キリギリスのなかまは9月ごろまで、コオロギのなかまは10月ごろまで鳴きます。

    鳴き声と名前(覚え方つき)

    型 昆虫 鳴き声 覚え方
    コオロギ型 スズムシ リーンリーン 鈴を鳴らすイメージ
    コオロギ型 エンマコオロギ コロコロコロ コオロギと「コロ」の響き
    コオロギ型 マツムシ チンチロリン 「やれ松虫が鳴いている〜」の歌
    キリギリス型 キリギリス ギーッチョン キリギリスとギーッチョンの響き
    キリギリス型 クツワムシ ガチャガチャ 馬具の「クツワ」は金属が触れ合って音がする
    キリギリス型 ウマオイ スイーッチョン 馬で荷物を運ぶ「馬追い」がシーチョンと言う

    8. 魚の移動:サケとウナギは真逆

    魚 育つ場所 産卵する場所 ポイント
    サケ 海で成長 川にもどって産卵 生まれた川にもどる。川の上流で産卵すると一生を終える
    ウナギ 川で成長 海へ移動して産卵 遠く南の海まで移動。ふ化した稚魚は海流にのって日本へ
    アユ 川で成長(秋に産卵) — ふ化した稚魚は海に出て冬を過ごし、春になると川へもどる

    ここが最重要 サケは「海で育ち、川にもどって産卵」、ウナギは「川で育ち、海へ行って産卵」。きれいに逆なので、必ずペアで覚えましょう。アユは海と川を行き来します。


    9. 鳥の移動:夏鳥と冬鳥

    分類 夏(産卵・子育て) 冬 例
    夏鳥 日本で産卵・子育て 南の国で過ごす ツバメ・カッコウ
    冬鳥 北の国で産卵・子育て 日本で過ごす ハクチョウ・ガン・マガモ
    留鳥 一年中日本にいる(渡りをしない)。主に春〜初夏に産卵と子育て スズメ・カラス

    覚え方のコツ 夏鳥は「日本の夏にいる鳥」=冬には南へ、冬鳥は「日本の冬にいる鳥」=北から渡ってくる。 共通するのは、どちらも夏に産卵・子育てをしていること、そして冬はなるべく暖かい南の方で過ごすことです。

    漂鳥(ひょうちょう)とは ウグイスやヒバリは渡り鳥ではありませんが、日本国内で山と平地の間を移動します。このような鳥を漂鳥といいます。「渡り鳥ではない鳥を選べ」という問題で出ます。


    10. 冬ごしの準備をする動物

    グループ 冬ごしの方法 例
    ホニュウ類(小型) 秋の間にえさをたくわえたり食べたりして冬眠の準備をする ヤマネ・シマリス・コウモリ・クマ
    両生類(リョウセイ類) 秋の終わりに土の中にもぐって冬眠する カエル
    ハチュウ類 同上 ヘビ・トカゲ

    なぜ冬眠する?

        • コウモリ…体が小さく、冬に体温を保てないため
        • クマ…体が大きく、冬にエサを確保できないため
        • カエル・ヘビ・トカゲ…体温を自分で調節できないため

    「なぜ冬眠するのか」まで言えると、記述問題で差がつきます。


    11. 親子で最終チェック!10問クイズ

    答えは下の「答えを見る」をクリック(タップ)しながら、まずは親が出題者役でやってみましょう。

    Q1. 1年のうち、昼と夜の長さが同じになるのは、春分の日と何の日?

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    → 秋分の日(9月23日ごろ) これを境に、昼より夜の方が長くなります。

    Q2. 秋に花を咲かせる植物ではないものはどれ?(キク・コスモス・スミレ・ヒガンバナ)

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    → スミレ スミレは春の花。キク・コスモス・ヒガンバナは秋です。

    Q3. 一年中緑色の葉をつけている樹木を何という?

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    → 常緑樹 秋に葉を落とす樹木は落葉樹です。

    Q4. 秋に葉が黄色くなることを何という?(漢字で)

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    → 黄葉(こうよう) 赤くなるのは紅葉(こうよう)。どちらも「こうよう」と読みます。

    Q5. ススキ・カエデ・マツなどの種は、何によって運ばれる?

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    → 風 綿毛や羽のようなつくりで風にのります。

    Q6. 秋に卵を産む昆虫のうち、土の中に産むのはどれ?(アキアカネ・トノサマバッタ・カマキリ・ギンヤンマ)

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    → トノサマバッタ アキアカネとギンヤンマは水の中、カマキリは細い木の枝などに産みます。

    Q7. コオロギのなかまは、右と左のどちらの羽を上にして鳴く?

    答えを見る

    → 右羽が上 キリギリスのなかまは左羽が上で、逆になっています。

    Q8. サケの成長と産卵場所の説明として正しいのはどれ?

    答えを見る

    → 海で成長し、川へ移動して産卵する ウナギはこれと逆で、川で成長し、海へ移動して産卵します。

    Q9. 冬を日本で過ごす渡り鳥を何という?

    答えを見る

    → 冬鳥 ハクチョウ・ガン・マガモなど。逆に夏を日本で過ごすのは夏鳥(ツバメ・カッコウ)です。

    Q10. 秋に旬をむかえる食材をすべて選べ(ダイズ・オクラ・ミカン・カツオ・サバ・ヒラメ)

    答えを見る

    → ダイズ・カツオ・サバ オクラは夏、ミカンとヒラメの旬は冬です。


    12. まとめ:取り組み方のコツ

    1. 「きっかけ→反応」で覚える

    昼が短くなる→キクが咲く、気温が下がる→ススキが咲く、葉を落とす準備をする。原因と結果をセットにすると忘れません。

    2. 「逆」を意識して比べる

    サケとウナギ、コオロギ型とキリギリス型(羽の上下)、夏鳥と冬鳥。この単元は対(つい)で覚えると一気に整理できます。

    3. 分類して言えるようにする

    種の散らばり方は「風・動物・自力」の3つ。昆虫は「卵を産む場所」と「鳴く型」。大きな分類から中身を思い出す練習をしましょう。

    4. 実物を見つけて言葉にする

    散歩でドングリを見たら「これは転がる種」、ススキを見たら「気温で咲く花」、虫の声を聞いたら「コオロギ型かキリギリス型か」。日常が最強の教材になります。

    最後に 秋の生物は、「季節の変化を生きものがどう感じるか」という視点で見ると、バラバラの暗記がつながります。テスト前は、この記事の比較表とクイズを親子で回してみてください。

    本日の伴走、おつかれさまです!

     

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    ※本記事は、予習シリーズ 小4理科(下)第2回「秋の生物」の学習範囲を、親子の復習用にまとめたコンテンツです。教材の最新版や授業範囲に応じて適宜ご調整ください。

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