予習シリーズ 小5理科(下)第2回「てこ・滑車・輪軸」親子で押さえておきたいポイントまとめ
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小5理科(下)の第2回は「てこ・滑車・輪軸」です。ここで扱うのは、「小さな力で大きなものを動かすしくみ」。エレベーター、クレーン、自転車のギアなど、身のまわりの道具に使われている考え方です。
この回の特徴は、計算問題が主役であること。そして3つの道具がすべて同じ1本の考え方で貫かれていることです。その考え方とは、
「力で得をすると、距離で損をする」
てこでも滑車でも輪軸でも、(力)×(動く距離)の値は変わらない。これがわかると、この単元は一気に見通しがよくなります。お子さんには「楽に持ち上げられる代わりに、長く引かなければならない」と、体でイメージさせてあげてください。
1 今回の単元、3つの道具の全体像
まず3つの道具の関係を1枚の表で確認しましょう。てこが基本形、滑車と輪軸は「てこの応用(仲間)」です。
| 道具 | しくみ | 計算のしかた |
|---|---|---|
| てこ | 支点・力点・作用点の3点で、棒を回すはたらきを利用 | かかる力 × 支点からの距離 |
| 滑車 | 溝のある車にひもをかけて、重い物を持ち上げる | 定滑車=力はそのまま/動滑車=力は半分・距離は2倍 |
| 輪軸 | 大小の輪を1つの軸につけ、同時に回す | かかる力 × 半径(半径が大きいほど楽) |
3つに共通する「つり合いの見方」
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| ① 上下の力のつり合い | 上向きの力の合計 = 下向きの力の合計 |
| ② 回転の力のつり合い | 支点を決めて、右回りの力の合計 = 左回りの力の合計 |
| ③ 仕事の量は一定 | (力) × (動く距離)は、どんな道具を使っても変わらない |
ポイント:てこは「支点からの距離」、輪軸は「半径(=支点からの距離)」で考えます。考え方はまったく同じです。「回転の力=力 × 中心からの距離」と、ひとつの言葉で言えるようにしましょう。
2 てこ①:てこを回すはたらきの表し方
てこを回そうとするはたらきの大きさは、次の式で表せます。
てこを回そうとするはたらき = かかる力 × 支点からの距離
そして、てこが水平につり合っているとき、次のことが成り立ちます。
左まわりの力の合計 = 右まわりの力の合計
つり合いの例
支点Oから左に4cmの位置に150g、右に5cmの位置に60g、右に10cmの位置に30gがつり合っているとします。
| 向き | 計算 | 合計 |
|---|---|---|
| 左まわり | 4cm × 150g | 600 |
| 右まわり | 5cm × 60g + 10cm × 30g = 300 + 300 | 600 |
左も右も600で一致するので、このてこはつり合っています。
支点はどこにとってもよい
ここが最大のポイントです。てこが水平につり合っているとき、支点を力がはたらく場所のどこにとっても、「左まわりの合計=右まわりの合計」は成り立ちます。
さきほどのてこで、別の点を支点として計算してみましょう。
| 支点のとり方 | 左まわり | 右まわり |
|---|---|---|
| Oから6cm右の点 | 6cm × 150g = 900 | 5cm × 60g + 10cm × 30g = 900 |
| Oから1cm左の点 | 1cm × 60g + 6cm × 30g = 240 | 4cm × 60g = 240 |
どちらも一致します。「計算が楽になる支点を選ぶ」のが、この単元の解き方のコツです。
ポイント:わからない値が2つあるときは、そのどちらかを支点にすると、1つの式で答えが出ます。 これは問題を解くときに必ず使うテクニックなので、親子で何度か練習しておきましょう。
3 てこ②:棒の重さの3つのパターン
てこの計算で、最初に必ず確認するのが「棒の重さを考えなくてよいか」です。問題文に「棒の重さは考えない」とあれば棒の重さは0g、なければ必ず考えます。ここを読み落とすのが、いちばん多い失点パターンです。
| パターン | 問題文の書き方 | 考え方 |
|---|---|---|
| ① 重さを無視 | 「棒の重さは考えない」「軽い棒」 | 棒の重さは0gとして計算する |
| ② 一様な棒 | 「一様な棒で重さは50g」 | 重心は棒の真ん中。重さは中心にまとめて書く |
| ③ 一様でない棒 | 「一様でない棒」 | 重心が真ん中とは限らない。重心の位置を求めてから計算 |
注意:「一様な棒」とは、太さや材質がどこも同じ棒のことです。だから重心が真ん中にきます。逆に「一様でない棒」は重心が偏っているので、重心を求める作業が必要になります。
一様でない棒の重心の求め方
一様でない棒の重心は、「左右の重さの逆比の場所」にあります。
例:長さ10cmの一様でない棒の両端を支えると、左が70g、右が30gを示したとします。このとき重心は、
70g : 30g = 7 : 3 → 逆比をとって 3 : 7
10cm を 3 : 7 に分けると → 左から3cmの位置
つまり重心は左端から3cm、右端から7cmの場所にあります。
なぜ逆比になるのか
重心とは、「そこを支点にすると、棒がちょうどつり合う点」のことです。つり合うということは、右回りと左回りの力が等しいということ。
アcm × 30g = イcm × 70g → ア : イ = 3 : 7
重い側に近いところに重心がくる、とイメージすると覚えやすいです。
ポイント:重いほうの端に近い場所が重心。「70gと30gなら、70g側から3cm」と、重さが大きい側ほど距離は小さいと覚えましょう。
4 てこ③:計算問題の解き方4ステップ
てこの計算問題は、次の手順で機械的に解けます。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① 力を全部かく | 1つのてこ(棒)にはたらく力を、すべて矢印でかき出す。棒の重さは重心にかき入れる。矢印の向きに注意 |
| ② 支点を決める | 大きさや位置がわからない力が2つあるときは、そのどちらかを支点にする |
| ③ 左右に分ける | 支点を中心に、「左に回そうとする力」と「右に回そうとする力」に分ける |
| ④ 式を立てる | 左まわりの合計 = 右まわりの合計、または上向きの合計 = 下向きの合計を使う |
手順どおりに解く例
棒は一様で重さ50g、支点から右に9cmの位置に40g、右に10cmの位置におもりA、支点から左に5cmの位置に棒の重心(重さ50g)があるとします。
① 支点を、おもりAをつるした点にとる(わからない値が減る)
② このとき右側の長さは 10cm-9cm = 1cm、左側は 5cm+10cm = 15cm
| 向き | 計算 |
|---|---|
| 右まわり | 1cm × 40g = 40 |
| 左まわり | 15cm × 50g = 750 |
③ これでおもりAにかかる力が求まります。左上向きの力のつり合いから考えていくと、
おもりAが支点の右ではたらく上向きの力 = (750 - 40)÷ 1cm = -710 → Aは710gの下向きの力
最後に上向き=下向きの式で、支点が支える力も求まります。
ポイント:「① 矢印でかき出す → ② 支点を決める」の2つだけで、あとは算数です。図をていねいに描くことが、いちばんの近道になります。
5 滑車①:定滑車と動滑車
滑車は、溝のある車にひもをかけて、重い物を持ち上げたり移動させたりする道具です。力の向きを変えたり、力の大きさを変えたりするはたらきがあります。固定されているかどうかで、2種類に分かれます。
| 定滑車 | 動滑車 | |
|---|---|---|
| 車の固定 | 固定されている(動かない) | 固定されていない(物といっしょに動く) |
| 重りを引く力 | 重りと同じ力 | 重りの半分の力 |
| 引く距離 | 重りと同じ距離 | 重りの2倍の距離 |
| 引く向き | 重りとは反対の向き | 重りと同じ向き |
| てことして見ると | 支点が中心(作用点と力点の内側)にあるてこ | 作用点が支点と力点の中央にあるてこ |
なぜそうなるのか
- 定滑車は、支点が中心にあるてこと同じです。支点からの距離が左右同じなので、力の大きさは変わりません。ただし力の向きを変えられるので、下に引いて上に持ち上げる、といった使い方ができます。
- 動滑車は、支点から力点までの距離が、支点から作用点までの距離の2倍になっているてこです。だから力は半分ですみますが、ひもを引く距離は2倍になります。
注意:動滑車は「力の向きを変えられない」という点も、定滑車との大きな違いです。定滑車は向きを変えられる、動滑車は力が半分になるけれど向きは変わらない。この2つは必ずセットで確認しましょう。
ポイント:1本のひもにかかっている力は、どこも同じ。これは滑車の問題全体を貫くルールです。動滑車でおもり120gを支えるとき、左右のひもに60gずつかかります。
6 滑車②:組み合わせ(動滑車を順につなぐ)
動滑車を順につないでいくパターンです。動滑車が増えるにつれて、力は半分ずつになっていきます。
| 動滑車の数 | 引く力 | おもりを2cm上げるのに引く距離 |
|---|---|---|
| 0個(定滑車のみ) | 重りと同じ(60g) | 2cm |
| 1個 | 重りの 1/2(60g → 30g) | 2倍(4cm) |
| 2個 | 重りの 1/4(60g → 15g) | 4倍(8cm) |
| 3個 | 重りの 1/8 | 8倍 |
仕事の量は変わらない
ここが理科として重要なところです。(引く力)×(引く距離)を計算すると、どの場合も同じ値になります。
| 動滑車 | 引く力 × 引く距離 | 仕事の量 |
|---|---|---|
| 1個 | 60g × 4cm | 240 |
| 2個 | 30g × 8cm | 240 |
| 3個 | 15g × 16cm | 240 |
ポイント:「力で得をすると、距離で損をする」。これがてこ・滑車・輪軸すべてに共通する大原則です。楽に持ち上げられる=その分だけ長く引かなければならないと覚えましょう。
注意:動滑車を2個組み合わせたときの引く距離は「2倍」ではなく「4倍」です。力は 1/2 → 1/4、距離は 2倍 → 4倍と、2倍ずつ変化していきます。「2個なら4倍」と数字をセットで覚えましょう。
7 滑車③:組み合わせ②(1本のひもに複数の滑車)
ひと続きの1本のひもが、いくつかの滑車にかかっているパターンです。この場合はひもの本数を数えるのが決め手になります。
計算のしかた
手で引く力 = おもりの重さ ÷ 動滑車にかかっているひもの本数
| ひもの本数 | 手で引く力(おもり120gの場合) | おもりを2cm上げるのに引く距離 |
|---|---|---|
| 3本 | 120g ÷ 3 = 40g(重りの1/3) | 3倍(6cm) |
| 4本 | 120g ÷ 4 = 30g(重りの1/4) | 4倍(8cm) |
| 5本 | 120g ÷ 5 = 24g(重りの1/5) | 5倍(10cm) |
| 6本 | 120g ÷ 6 = 20g(重りの1/6) | 6倍(12cm) |
ここでも(力)×(距離)= 240で一定になっています。
なぜひもの本数で割るのか
隠れている力のつり合いを見ればわかります。おもり120gを支えているのは、上向きにはたらくひも6本分の力です。
- 上向き:ひもの本数だけの力(6本)= 6つの同じ力
- 下向き:おもりの重さ120gだけ
1本のひもにかかる力はどこも同じなので、120g ÷ 6 = 20g が1本分の力になります。
ポイント:図を見たら、まずおもり(動滑車)にかかっているひもの本数を数える。何本あるかで、力も距離も決まります。力=1/本数、距離=本数倍とセットで覚えましょう。
8 滑車④:滑車の重さを考えて計算する場合
ここまでは「滑車の重さは考えない」という条件でした。ところが問題文に「滑車の重さは20g」とある場合は、計算が変わります。
基本の考え方
(おもりの重さ + 滑車の重さ)で計算する
動滑車が1個(20g)、おもりが100gのとき:
- 支えるべき重さの合計 = 100g + 20g = 120g
- 動滑車で支えているので、引く力は半分 → 120g ÷ 2 = 60g
組み合わせの場合
滑車2つを組み合わせる場合も、「おもり+滑車」の合計で考えるのが基本です。
| 場合 | 計算 | 引く力 |
|---|---|---|
| おもり100g+動滑車20g | (100 + 20) ÷ 2 | 60g |
| さらに動滑車20gを加える | (100 + 20 + 20) ÷ 4 | 35g |
ここで注意!反比例の関係がくずれる
滑車の重さを考えない場合は、力の比と距離の比はきれいな反比例(力が1/2なら距離は2倍)でした。しかし滑車の重さを加えて考える場合は、この関係になりません。
- おもり100gを引く力が60g → 100/60の関係にはならない
- でも手で引く距離は、きちんと2倍・4倍になる
注意:引く距離は、滑車の重さを考えても変わらず「2倍・4倍」です。距離については、滑車の重さを考えないときの関係をそのまま使えます。力は「重さの合計」で、距離は「ひもの本数」でと、切り分けて考えるのがコツです。
9 輪軸:大きい輪を使うと楽になる
輪軸(りんじく)は、いくつかの輪を1つの軸につけ、1つを回すと全部が同時に同じ向きに回転するしくみです。てこと同じように、「かかる力 × 半径」で回すはたらきを表します。
左まわりの力の合計 = 右まわりの力の合計
輪の大きさと力・距離の関係
| 支点からの距離(半径)の比 | 重り:手の力 | 重りを6cm上げるのに引く距離 |
|---|---|---|
| 9cm : 9cm = 1:1 | 1:1 → 手の力はおもりと同じ(60g) | 6cm(1倍) |
| 6cm : 12cm = 1:2 | 2:1 → 手の力は1/2(30g) | 12cm(2倍) |
| 12cm : 6cm = 2:1 | 1:2 → 手の力は2倍(120g) | 3cm(1/2倍) |
つり合いの確認
半径6cmの側に60gのおもり、半径12cmの側を手で引く場合:
| 向き | 計算 |
|---|---|
| 右まわり | 60g × 6cm = 360 |
| 左まわり | 30g × 12cm = 360 |
手の力は30gで、おもりの半分ですみます。その代わり、おもりを6cm上げるのにひもを12cm引くことになります。
まとめのルール
| 項目 | 関係 |
|---|---|
| 引く力 | 半径に反比例(半径から遠いほど力は小さくてすむ) |
| 引く距離 | 半径に正比例(半径から遠いほど引く長さは長くなる) |
ポイント:「半径の比が a : b のとき、力の比は b : a(逆比)、移動距離の比は a : b」。この一文が輪軸のすべてです。大きい輪を使うほど楽だが、その分たくさん引かなければならない、とイメージで覚えましょう。
10 身近な応用:自転車のギア
輪軸のしくみは、自転車のギアに使われています。
自転車には、後輪側のギアとペダル側のギアの2か所にギアがついています。
| ギアの場所 | 半径を大きくすると | ペダル1回転あたりの進む距離 |
|---|---|---|
| 後輪側のギア | こぐ力は軽くなる | 短くなる |
| ペダル側のギア | こぐ力は重くなる | 長くなる |
軽くこぎたいとき・速く進みたいとき
- 坂道などで軽くこぎたい → 後輪側はなるべく小さいギアを選ぶ
- 平らな道で速く進みたい → ペダル側はなるべく大きいギアを選ぶ
ポイント:自転車のギアは、「軽くこぐ」か「速く進む」かのトレードオフ。これは、てこ・滑車・輪軸すべてに通じる「力で得をすると距離で損をする」という関係そのものです。
エレベーターの「つり合いおもり」
身近なもう1つの例が、エレベーターです。現代の電動エレベーターの多くは「つるべ式」という方式で、人が乗る「かご」と「つり合いおもり」がワイヤーロープでつながれています。
かごとつり合いおもりがだいたいつり合っているため、小さな力で重いかごを上げ下げできるしくみです。これは、「はじめからつるしておくおもり」=軽い力で持ち上げるための工夫なのです。
11 3つの道具のまとめ表
最後に、この単元でおさえるべき数値を1枚にまとめます。
| 道具 | 力 | 引く距離 | 向き |
|---|---|---|---|
| 定滑車 | 重りと同じ | 重りと同じ | 重りと反対 |
| 動滑車 | 重りの1/2 | 重りの2倍 | 重りと同じ |
| 動滑車2個(順につなぐ) | 重りの1/4 | 重りの4倍 | 重りと同じ |
| 動滑車3個(順につなぐ) | 重りの1/8 | 重りの8倍 | 重りと同じ |
| ひも3本の組み合わせ | 重りの1/3 | 重りの3倍 | — |
| ひも4本の組み合わせ | 重りの1/4 | 重りの4倍 | — |
| ひも6本の組み合わせ | 重りの1/6 | 重りの6倍 | — |
| 輪軸(半径1:2) | 重りの1/2 | 重りの2倍 | — |
| 輪軸(半径2:1) | 重りの2倍 | 重りの1/2倍 | — |
ポイント:表を見ればわかるとおり、力と距離はいつもセットで逆になっています。これを「反比例」といい、てこ・滑車・輪軸に共通するキーワードです。
12 親子で最終チェック!10問クイズ
Q1. てこを回そうとするはたらきの大きさは、何と何をかけ合わせて求めますか。
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かかる力と支点からの距離をかけ合わせます。式は「てこを回そうとするはたらき = かかる力 × 支点からの距離」。てこが水平につり合うときは、左まわりの力の合計 = 右まわりの力の合計が成り立ちます。
Q2. てこがつり合っているとき、支点はどこにとってもよいのですか。
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よいです。力がはたらく場所のどこを支点としても、「左まわりの力の合計 = 右まわりの力の合計」は成り立ちます。とくにわからない値が2つあるときは、そのどちらかを支点にすると楽に解けます。
Q3. 棒の重さの扱いは、問題文によってどのように変わりますか。3つのパターンを答えなさい。
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① 重さを無視(「棒の重さは考えない」→ 0g)/② 一様な棒(重心は真ん中)/③ 一様でない棒(重心を求める必要がある)。問題文を読み落とすと必ず間違えるので、最初にチェックしましょう。
Q4. 長さ10cmの一様でない棒の両端を支えると、左が70g、右が30gを示しました。重心はどこにありますか。
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左端から3cmの位置です。重心は左右の重さの逆比の場所にあります。70g:30g = 7:3 → 逆比をとって 3:7。10cmを3:7に分けると、左から3cmになります。重い側に近いのがポイントです。
Q5. 定滑車を使ったとき、引く力・引く距離・引く向きはどうなりますか。
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引く力は重りと同じ、引く距離も重りと同じ、引く向きは重りとは反対です。定滑車は支点が中心にあるてこと同じなので、力の大きさは変わりませんが、力の向きを変えることができます。
Q6. 動滑車を使ったとき、引く力・引く距離・引く向きはどうなりますか。
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引く力は重りの半分、引く距離は重りの2倍、引く向きは重りと同じです。動滑車は作用点が支点と力点の中央にあるてこと同じなので、力は半分ですみますが、その分ひもを2倍引かなければなりません。
Q7. 動滑車を2個、順につないで組み合わせました。引く力と引く距離は、重りの何倍になりますか。
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引く力は重りの1/4倍、引く距離は重りの4倍です。動滑車が増えるにつれて、力は1/2 → 1/4、距離は2倍 → 4倍と変化します。「2個なら4倍」と数字をセットで覚えましょう。なお(力)×(距離)は240で一定です。
Q8. 1本のひもで、動滑車にかかっているひもが4本ありました。おもりが120gのとき、手で引く力は何gですか。また、おもりを2cm上げるには何cm引きますか。
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手で引く力は30g(120g ÷ 4 = 30g)、引く距離は8cm(2cm × 4 = 8cm)です。引く力 = おもりの重さ ÷ ひもの本数、引く距離 = 上げたい高さ × ひもの本数と、セットで答えられるようにしましょう。
Q9. 力で得をすると距離で損をする、という関係を何といいますか。また、この関係はてこ・滑車・輪軸のどこで成り立ちますか。
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反比例の関係です。力の比と動く距離の比は逆比になり、(力)×(動く距離)の値(仕事の量)は変わりません。この関係はてこ・滑車・輪軸のすべてで成り立ちます。例えば滑車では、力が1/2になれば距離は2倍。輪軸では、半径が2倍の位置を引くと力は1/2、距離は2倍になります。
Q10. 半径6cmの輪に60gのおもりをつるし、半径12cmの輪を手で引いてつり合わせました。手が引く力は何gですか。また、おもりを6cm上げるには何cm引きますか。
答えを見る
手が引く力は30g、引く距離は12cmです。右まわり=60g × 6cm = 360、左まわり=30g × 12cm = 360でつり合います。輪軸では、引く力は半径に反比例(逆比)、引く距離は半径に正比例。半径が2倍の位置を引くと、力は半分で、距離は2倍になります。
13 まとめ:取り組み方のコツ
1. まず「棒の重さ」を確認する 問題文の「棒の重さは考えない」「一様な棒で50g」「一様でない棒」を、解き始める前に必ずチェック。ここを読み落とすのが最大の失点源です。
2. 図に力を全部書き込む てこの計算問題は、① 力を全部矢印でかく → ② 支点を決めるの2つでほぼ決まります。とくに棒の重さは重心の位置にかき入れること。
3. わからない値が2つなら、片方を支点にする これがこの単元の最重要テクニック。支点を選び直すだけで、式が1本で解けるようになります。
4. 「力で得をすると距離で損をする」を合言葉に 力が1/2になれば距離は2倍、1/3になれば3倍。てこ・滑車・輪軸すべてが同じルールでできていると気づけば、覚えることがぐっと減ります。(力)×(距離)がいつも同じになることも、確かめてみましょう。
最後に:この単元は、計算の手順を体で覚えるのがいちばんの近道です。お子さんと一緒に、てこの図に矢印を書き込む練習を何度かやってみてください。図がていねいに描ければ、式は自然に立ちます。本日の伴走、おつかれさまでした!
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