予習シリーズ 小4理科(下)第7回「物の溶け方(2)」親子で押さえておきたいポイントまとめ

予習シリーズ 小4理科(下)第7回「物の溶け方(2)」親子で押さえておきたいポイントまとめ

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小4理科(下)の第7回は「物の溶け方(2)」です。前回学んだ「水に溶ける量には限度がある」という知識を使い、溶けている物を取り出す方法を考えます。

今回扱う主な方法は、①水を蒸発させる、②水溶液の温度を下げるの2つです。「水の量や温度が変わると、溶ける限度量はどう変わるか」を考えると、実験と計算を結びつけやすくなります。

計算では、水の量・溶けている物質の量・水温を整理しましょう。さらに、飽和しているか、蒸発させたあと何℃にするかも大切な条件です。


1 今回の単元、5つの柱

分野 押さえる内容 確認ポイント
取り出す方法 水の蒸発・水溶液の冷却 溶ける限度量がどう変わるか
蒸発させる実験 蒸発皿、食塩などの取り出し 水が蒸発し、溶質が残る
冷やす実験 ホウ酸・食塩、ろ過、ろ液 物質によって出てくる量が違う
計算問題 蒸発・冷却・両方の操作 はじめの量と最後に溶ける量を比べる
結晶 結晶の形、大きな結晶の育て方 物質の種類と代表的な形

計算が難しいときは、先に実験で何が起きるかを言葉で説明してみましょう。「水が減る」「冷やすと溶ける限度量が減る」という変化が、式を立てる手がかりになります。

2 全体像:なぜ取り出せるのか

同じ物質について、一定量の水に溶ける限度量は温度によって決まります。水の量や温度を変え、実際に溶けている量が、その条件での限度量を超えると、溶けきれない分が出てきます。

操作 食塩・ホウ酸での考え方
水を蒸発させる 水が減るため、溶ける限度量が小さくなる
温度を下げる 溶ける限度量が小さくなる。変化の大きさは物質によって異なる
水を加える 同じ温度なら、溶ける限度量が大きくなる
温度を上げる ホウ酸では限度量が大きく増え、食塩では少し増える

ただし、水を少し減らしたり冷やしたりしても、限度量を超えなければ結晶は出てきません。また、すべての物質が「温度を上げるほどよく溶ける」とは限りません。問題にある表やグラフを確認しましょう。

3 水を蒸発させて取り出す①:食塩

食塩水を熱して水を蒸発させると、水に溶けきれなくなった食塩の粒が現れます。この実験で主に蒸発するのは水で、食塩は蒸発皿に残ります。

器具 役割
蒸発皿 少量の水溶液を入れて加熱する
三脚・金網など 使用する加熱器具に合わせて蒸発皿を支える
実験用の加熱器具 水溶液を加熱する
保護めがね 液の飛びはねなどから目を守る

実験は先生や保護者の指導のもとで行いましょう。加熱中の液や蒸発皿に顔を近づけず、水が少なくなったら加熱をやめ、余熱で蒸発させます。加熱後の器具にも直接触れないようにします。

計算例:蒸発後に20℃にする場合

20℃の水200gに食塩を限度量まで溶かします。水100gに36g溶けるとすると、はじめに溶けている食塩は36×2=72gです。

水を100g蒸発させたあと、20℃に戻したとします。残る水は100gで、溶けていられる食塩は36g。したがって、出てくる食塩は72−36=36gです。水をすべて除けば、計算上は72gの食塩が残ります。

ポイント:加熱している最中と、冷ましたあとの限度量は同じとは限りません。最後の温度まで確認しましょう。

4 水を蒸発させて取り出す②:ホウ酸

ホウ酸の水溶液も、水を蒸発させることでホウ酸を取り出せます。ここでは、水だけが減り、ホウ酸の総量は変わらないという条件で計算します。

20℃の水100gにホウ酸が5g溶ける場合、水200gには5×2=10g溶けます。水を100g蒸発させ、20℃に戻すと、溶けていられるのは5gなので、10−5=5gが出てきます。

食塩と考え方は同じです。物質ごとの表を使い、「はじめに溶けていた量」と「最後に溶けていられる量」を比べましょう。なお、ホウ酸などの薬品は口に入れず、実験後は手を洗ってください。

5 温度を下げて取り出す①:ホウ酸

ホウ酸は、水温が高いほど溶ける限度量が大きくなります。高温の水にたくさん溶かした水溶液を冷やすと、溶けきれなくなった分が結晶として出てきます。

水の量が変わらない条件では、再び温めると結晶が溶け、冷やすとまた出てくる様子を観察できます。ただし、結晶が出るかどうかは、最初にどれだけ溶かしたかにもよります。

ポイント:「冷やせば必ず出る」ではなく、「冷やした温度の限度量を超えた分が出る」と説明しましょう。

6 温度を下げて取り出す②:食塩

食塩は、水温による限度量の変化が小さい物質です。そのため、高温の飽和食塩水を冷やしても、多くの食塩は取り出せません。

この記事の計算用の表では、水100gに80℃で38g、20℃で36g溶けます。水を蒸発させずに80℃から20℃へ冷やすと、38−36=2gが出てきます。

同じ条件でホウ酸は80℃で24g、20℃で5g溶けるので、24−5=19gが出てきます。物質ごとの限度量の変化が、取り出せる量の違いにつながります。

7 どちらの方法で取り出す?

物質 温度による変化 この単元での方法の選び方
食塩 小さい 水を蒸発させる方法が適している
ホウ酸 大きい 高温で十分に溶かしてから冷やすと取り出しやすい
ミョウバン 大きい 冷却を利用して結晶をつくれる

蒸発では水を減らし、冷却では温度を変えます。冷却したあとも一部の物質は水に溶けて残ります。

「どんな物質でも、加熱すれば全部取り出せる」わけではありません。加熱によって分解する物質などもあるため、ここでは主に食塩など、この単元で扱う物質について考えます。

8 ろ過:出てきた粒を液と分ける

冷やして出てきたホウ酸の結晶は、ろ過で水溶液と分けます。ろ紙を通り抜けた液をろ液といいます。

器具 役割
ろ紙 水溶液を通し、ろ紙の穴より大きい固体の粒を残す
ろうと ろ紙を支え、液を下の容器へ導く
ガラス棒 液を伝わせ、静かに注ぐ
ビーカー ろ液を受ける

ろ紙を水でぬらしてろうとに密着させ、ガラス棒を伝わせて液を注ぎます。液面がろ紙の上端を超えないようにし、ろうとの足の長い側を受けるビーカーの内壁につけます。液を静かに流し、飛び散りを防ぐためです。

ポイント:水に溶けている食塩やホウ酸は、水と一緒にろ紙を通ります。ろ過は、溶けている物質を水から分ける操作ではありません。

9 ろ過しても、全部は取り出せない

結晶をろ過したあとも、透明なろ液にはホウ酸が溶けています。飽和しているろ液をさらに冷やし、限度量が小さくなれば、新たに結晶が出てきます。

ただし、同じ温度でろ過を繰り返すだけでは、溶けているホウ酸は取り出せません。また、冷やせる温度には限りがあり、冷却とろ過を繰り返せば残りが限りなく0になる、というわけでもありません。

計算例:60℃から20℃に冷やす

60℃の水100gにホウ酸を15g溶かした飽和水溶液を、水が蒸発しないようにして20℃へ冷やします。20℃では5g溶けるので、15−5=10gが結晶として出てきます。

ろ過すると、ろ紙の上には10gの結晶が残り、ろ液には5gのホウ酸が溶けています。ろ液の重さを問われたら、水100g+ホウ酸5g=105gです。ここでは器具への付着などは考えません。

10 計算の土台:「3つの数字」と条件を確認する

問題を読んだら、まず次の3つを整理しましょう。

  • 水の量:水溶液全体の重さと区別する。
  • 溶けている物質の量:加えた量がすべて溶けたか確認する。
  • 水温:操作前と操作後の温度を確認する。

さらに、飽和しているか・水が蒸発するか・出てきた結晶を途中で取り除くかも確認します。「3つのうち2つがわかれば必ず残りが決まる」わけではありません。

飽和している条件での練習

条件 考え方・答え
水100gに食塩37gが限度量まで溶ける温度 この記事の表では60℃
20℃の水200gに溶ける食塩の限度量 36×2=72g
80℃で食塩19gを限度量まで溶かすのに必要な水 19÷38×100=50g

同じ温度・同じ物質なら、溶ける限度量は水の量に比例します。ただし、温度と限度量の関係が比例するとは限りません。

11 計算問題を6つの型で整理する

この単元の代表的な問題は、次のように整理できます。「問題が必ず6種類に限られる」という意味ではなく、考え方を整理するための分類です。

操作 取り出せる量を求める 条件を逆算する
蒸発 水を減らしたとき、何g出るか 何gの水を蒸発させるか
冷却 冷やすと何g出るか 何℃まで冷やすか
蒸発+冷却 水も温度も変えると何g出るか 最後の温度や水の量から逆算する

基本は「出てくる量=はじめに溶けていた量−最後に溶けている量」です。差が0以下なら結晶は出ません。途中で物質を取り除く問題などでは、その操作も反映させましょう。

12 例題①:水を蒸発させる

1-1 水を50g蒸発させると、食塩は何g出る?

80℃の水100gに食塩を限度量まで溶かし、水を50g蒸発させたあと、液温を80℃にします。食塩の総量は変わらないものとします。

はじめの食塩は38g。残る水は100−50=50gなので、最後に溶ける限度量は38×50÷100=19g。したがって、出てくる食塩は38−19=19gです。

1-2 食塩を9g取り出すには、水を何g蒸発させる?

20℃の水100gに食塩を限度量まで溶かします。水を蒸発させたあと20℃に戻したとき、食塩を9g取り出すにはどうすればよいでしょうか。

はじめの食塩は36g。溶けて残る量は36−9=27g。27gが限度量となる水は27÷36×100=75gなので、蒸発させる水は100−75=25gです。

飽和水溶液を同じ温度で比べるこの条件では、9÷36×100=25gと計算することもできます。

13 例題②:温度を下げる

2-1 20℃に冷やすと、ホウ酸は何g出る?

80℃の水100gにホウ酸を限度量まで溶かし、水を蒸発させずに20℃へ冷やします。

はじめは24g、最後に溶けている量は5gなので、24−5=19gが出てきます。

2-2 ホウ酸を20g取り出すには、何℃にする?

60℃の水200gにホウ酸を限度量まで溶かし、水を蒸発させずに冷やします。

はじめのホウ酸は15×2=30g。20g取り出すと、溶けて残る量は30−20=10gです。水100gあたりでは10÷2=5gなので、表から20℃とわかります。

ポイント:表が「水100gあたり」なら、実際の水の量に合わせて換算します。水溶液100gあたりと混同しないようにしましょう。

14 例題③:蒸発と冷却を組み合わせる

3-1 水を100g蒸発させ、60℃にすると何g出る?

80℃の水200gにホウ酸を限度量まで溶かします。途中でホウ酸を取り除かず、水を100g蒸発させたあと、60℃にします。

はじめのホウ酸は24×2=48g。残る水は100gで、60℃では15g溶けます。したがって、最終的に出ている結晶は合計48−15=33gです。蒸発中に出た分と、冷却で新たに出た分を合わせた量になります。

3-2 40℃で27g取り出すには、水を何g蒸発させる?

60℃の水300gにホウ酸を限度量まで溶かします。水を一部蒸発させ、最後に40℃にしたとき、合計27gの結晶を取り出したいとします。

はじめのホウ酸は15×3=45g。溶けて残す量は45−27=18gです。40℃では水100gに9g溶けるので、必要な水は18÷9×100=200g。蒸発させる水は300−200=100gです。

逆算の順序:溶けて残す量 → 必要な水の量 → 蒸発させる水の量。

15 グラフで解く

グラフでは、まず横軸・縦軸・単位を確認します。縦軸が「水100gに溶ける量」なのか、別の量なのかによって計算が変わります。

知りたいこと 読み方
ある温度での限度量 横軸の温度から曲線へ進み、縦軸の値を読む
冷やして出る量 はじめに溶けていた量から、最後の限度量を引く
何℃にすればよいか 溶けて残す量を水100gあたりに直し、曲線との交点の温度を読む

例えば、60℃の水100gにホウ酸15gを溶かした飽和水溶液を20℃へ冷やすと、15−5=10gが出ます。

80℃の水100gに24g溶けていて、10g取り出したいなら、残す量は24−10=14gです。14gが溶ける温度を、与えられたグラフから読み取ります。この記事の表では60℃で15gなので、60℃ちょうどとはいえません。表にない温度を正確に求めるには、対応するグラフなどの資料が必要です。

16 結晶:物質ごとに代表的な形がある

水溶液から出てくる固体の中には、規則的な形をした粒が見られます。結晶の代表的な形を、物質の名前とセットで確認しましょう。

物質 代表的な結晶の形 見え方
食塩 立方体 一つの結晶は無色透明。細かい粒の集まりは白く見える
ホウ酸 六角形のうすい板のような形 無色。粒の集まりは白く見えることがある
ミョウバン 正八面体 無色透明

実際の結晶は、成長の条件によって形が整わなかったり、欠けたりすることもあります。形だけで未知の物質を断定しないことも大切です。

17 大きな結晶を育てるには

ミョウバンでは、小さな結晶を種結晶として、水溶液の中で育てる方法があります。

  1. 使用するミョウバンの種類と、教材の実験手順を確認する。
  2. 温度と水の量に合う量を溶かし、水溶液を用意する。
  3. 形のよい小さな結晶を種にして、適切な温度になった水溶液につるす。
  4. 揺らしたり急に冷やしたりせず、ゆっくり結晶が育つ様子を観察する。

急に冷やすと小さな結晶が多く生じやすく、材料が分散します。ゆっくり条件を変えると、種結晶を大きく育てやすくなります。ただし、種を入れた液が薄すぎたり温かすぎたりすると、種が溶けることもあります。

「ミョウバン」「焼きミョウバン」など、材料の種類によって扱う数値や手順が異なる場合があります。元の記事にあった一律の分量や投入温度ではなく、使用する材料に対応した実験手順に従ってください。

18 コラム:塩づくりとろ過

陸地で採れる塩「岩塩」

岩塩は、過去の海や塩湖などで、水の蒸発に伴って塩が堆積し、長い年月を経てできたものです。地層の中から採掘されます。「海底が隆起したからできた」とだけ覚えず、塩分を含む水の蒸発と堆積に注目しましょう。

揚浜式製塩

揚浜式製塩では、砂に海水をまき、日光や風を利用して水分を蒸発させます。その砂に付いた塩分を海水で洗い流して濃い塩水を集め、さらに煮詰めて塩を取り出します。砂からそのまま完成した塩を集めるわけではありません。

浄水ストローとろ過の限界

フィルター式の浄水器は、ろ過のしくみを利用しています。ただし、除去できるものは製品によって異なり、ろ過した水が必ず飲めるとは限りません。水に溶けた塩分や有害な化学物質、ウイルスなどには、製品によって対応できないものがあります。

災害時にも、川の水やたまり水を安易に飲まず、公的な案内と製品の使用条件に従うことが大切です。理科のろ過実験で得られた水は飲まないでください。

19 計算に使う表と、読み取りの注意

この記事の例題では、次の学習用に丸めた数値を使います。実際の問題では、必ずその問題に示された表・グラフの値を使ってください。

温度 水100gに溶ける食塩の限度量 水100gに溶けるホウ酸の限度量
0℃ 35.5g 3g
20℃ 36g 5g
40℃ 36.5g 9g
60℃ 37g 15g
80℃ 38g 24g
100℃ 39g 38g

確認するのは、物質名・温度の見出し・基準となる水の量・単位です。0℃の欄がない表でも、温度の見出しを正しく読めば、同じ温度の値がずれるわけではありません。

また、表の数値は丸め方などで異なることがあります。教材の誤植が疑われる場合は、解説や訂正情報も確認しましょう。ここでは本文と問題の数値を、上の表に統一しています。

20 親子で確認!要点チェック5問

この記事を復習するための問題です。教材原本の問題・解答を転載したものではありません。

問題 答え
1. 食塩水から食塩を取り出す、冷却以外の方法は? 水を蒸発させる
2. 上の表で、60℃の水100gに食塩は最大何g溶ける? 水をすべて除いたら何g残る? 37g。飽和水溶液から水だけをすべて除けば、計算上37g残る
3. 60℃の水100gにホウ酸15gを溶かし、20℃に冷やすと何g出る? 分ける操作は? 10g。ろ過
4. 食塩・ホウ酸・ミョウバンの代表的な結晶の形は? 食塩=立方体、ホウ酸=六角形の板状、ミョウバン=正八面体
5. 種結晶を大きく育てるときの工夫は? 水溶液の条件を整え、急に冷やさず、静かにゆっくり育てる

21 親子で最終チェック!10問クイズ

声に出して答え、つまずいたところだけ本文に戻りましょう。計算は上の表を使い、特に指定がない冷却では、水は蒸発しないものとします。

Q1. 今回学ぶ、溶けている物質を取り出す主な方法を2つ答えよう。

水を蒸発させる方法と、水溶液の温度を下げる方法です。操作後の限度量を超えた分が出てきます。

Q2. 食塩水を加熱すると、主に何が蒸発し、何が残る?

主に水が蒸発し、食塩が残ります。水が減る途中では、溶けている食塩と、出てきた食塩の両方が存在することがあります。

Q3. 20℃の水200gに食塩を限度量まで溶かし、水を100g蒸発させて20℃に戻すと、何g出る?

はじめは36×2=72g、最後に溶けている量は36gなので、72−36=36gです。水だけをすべて除けば、計算上72g残ります。

Q4. ホウ酸と食塩で、冷やしたときに出る量が違うのはなぜ?

ホウ酸は食塩に比べ、温度による限度量の変化が大きいからです。ただし、実際に出る量は、はじめの水の量や溶けている量にもよります。

Q5. ろ過で使う器具と、注ぐときの注意は?

ろ紙・ろうと・ガラス棒・ビーカーなどを使います。液はガラス棒を伝わせて静かに注ぎ、液面をろ紙の上端より低く保ちます。ろうとの足の長い側を、受けるビーカーの内壁につけます。

Q6. 60℃の水100gにホウ酸15gを溶かし、20℃に冷やした。結晶と、ろ液中のホウ酸はそれぞれ何g?

結晶は15−5=10g、ろ液中には5g溶けています。飽和したろ液をさらに冷やして限度量が下がれば、新たな結晶が出ます。

Q7. 計算でまず整理する3つの量は? 20℃の水200gに溶ける食塩の限度量は?

水の量・溶けている物質の量・水温です。食塩の限度量は36×2=72g。飽和しているかなどの条件も確認しましょう。

Q8. 80℃の水100gに食塩を限度量まで溶かし、水を50g蒸発させたあと80℃にした。食塩は合計何g出る?

はじめは38g。残った水50gに溶けるのは38×50÷100=19gなので、38−19=19gです。

Q9. 食塩・ホウ酸・ミョウバンの代表的な結晶の形と、大きく育てる工夫は?

食塩は立方体、ホウ酸は六角形の板状、ミョウバンは正八面体です。適切な水溶液に種結晶を入れ、急に冷やさず静かに育てると、大きな結晶をつくりやすくなります。

Q10. 岩塩・揚浜式製塩・浄水器は、今回の学習とどう関わる?

岩塩の形成や揚浜式製塩には、水の蒸発と塩の析出が関わります。フィルター式浄水器はろ過を利用しますが、除去できるものには限界があり、ろ過すれば必ず飲めるわけではありません。

22 まとめ:取り組み方のコツ

  1. 2つの方法を、理由とセットで覚える。蒸発では水の量、冷却では温度が変わることに注目しましょう。
  2. 水と水溶液を区別する。限度量の表が何gの水を基準としているか、必ず確認します。
  3. 最後の状態から考える。「はじめに溶けていた量−最後に溶けている量」が、出てくる量の基本です。蒸発後の温度も忘れずに。
  4. 結晶とろ液を分けて説明する。ろ紙に残るものと、ろ液に溶けているものを言葉にしてみましょう。

今回の単元は、「その水の量・その温度で、何gまで溶けるか」が理解の軸になります。テスト前は、一覧表・6つの計算例・要点チェック5問・10問クイズで、条件を読み取る練習をしてみてください。本日の伴走も、おつかれさまでした!


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