予習シリーズ 小4社会(下)第9回「山と川がうみだす地形」親子で押さえておきたいポイントまとめ

予習シリーズ 小4社会(下)第9回「山と川がうみだす地形」親子で押さえておきたいポイントまとめ

小4社会(下)の第9回は「山と川がうみだす地形」です。第8回で学んだ気候と合わせて、日本の地形と、そこに暮らす人々の工夫を整理します。

出発点は、日本は山がちで、大陸の大きな川と比べて短く急な川が多いこと。山から運ばれた土砂は平野をつくり、水や森林は暮らしを支えています。一方で、洪水や土砂災害などへの備えも必要です。

もう一つの軸は、自然の恵みと災害の両方を見ることです。ただし、災害の危険は地形だけで決まるわけではありません。雨の降り方、地盤、建物、避難経路なども関わります。「山の近くなら必ず火山がある」「平野なら逃げ場がない」と決めつけず、地域ごとの条件を確認しましょう。

親子で取り組むときは、地図帳を開き、山地・山脈と川を指でたどってみてください。「どこにある?」「どの海へ流れる?」「どう利用される?」と問いかけると、名前だけの暗記から一歩進めます。


1 今回の単元、5つの柱

分野 押さえる内容 確認ポイント
山がちな日本 山地の割合、山地の利用 約4分の3という目安
山地・山脈 奥羽山脈、日本アルプス、各地方の山地 名前と地図上の位置
火山 活火山、恵みと災害 温泉・地熱発電・火砕流など
川 川の特色、扇状地・三角州、利用 川と平野の組み合わせ
地震と防災 液状化・火災・津波、大きな震災 しくみと安全な行動

ポイント:地形の名前に、でき方・土地利用・災害への備えを結びつけましょう。出題範囲や用語の表記は、お使いの教材でも確認してください。

2 全体像:自然条件と暮らしをつなぐ

自然条件 暮らしとの関わり
山地や丘陵地が多い 平野が限られ、人口や産業が平野に集まる傾向がある
山地から海までの距離が短い地域が多い 短く急な川が多い
川が土砂を運ぶ 扇状地や三角州などができる
火山活動がある 温泉・地熱などの恵みと、噴火による災害がある
地震が多い 揺れ・液状化・津波・火災などへの備えが必要

日本の山地・火山・地震には、プレートの運動など、共通する地球の活動が関わっています。ただし、「山が多いから地震が起こる」という単純な因果関係ではありません。地形や災害、産業のすべてを一つの原因で説明しないことが大切です。

3 山がちな日本:国土の約4分の3

日本の国土は、山地や丘陵地などを含めて約4分の3が山がちな地形です。教材では、まとめて「山地が約4分の3」と説明することがあります。

この割合は、おおまかな国土の特色をつかむための目安です。「残りの4分の1がすべて水田に使える低地」という意味ではありません。平野には低地や台地などがあり、利用のしかたも異なります。

中部地方には、日本アルプスなどの高く険しい山々が集まり、「日本の屋根」と呼ばれます。中央高地には高い山地だけでなく、盆地や高原なども含まれます。日本最高峰は富士山(標高3,776m)です。

山地の利用

利用 内容
森林 木材の生産、水をたくわえる働きなど
観光・レジャー 登山、キャンプ、美しい景観の観光など
農業 棚田、斜面の畑、地域に応じた果樹栽培など
信仰・文化 寺社や霊場など

棚田は、斜面に段をつくった水田です。石垣や土のあぜなどで支えられています。森林は水そのものをつくるのではなく、雨水を土にしみ込ませ、ゆっくり流すなどの働きで水資源を支えています。

4 日本のおもな山地・山脈

山地・山脈は各地方の地形の骨格となり、雨や雪の降り方にも影響します。ただし、日本列島に一本の山脈が切れ目なく続いているわけではありません。

山地・山脈 代表的な位置・特徴
奥羽山脈 東北地方の中央部を南北に連なる
飛騨山脈(北アルプス) 長野・岐阜・富山・新潟の各県にまたがる
木曽山脈(中央アルプス) 長野県の木曽谷と伊那谷の間
赤石山脈(南アルプス) 長野・山梨・静岡の各県にまたがる
関東山地 関東地方の西側、秩父地方など
紀伊山地 紀伊半島に広がる
四国山地 四国の中央部をおおむね東西に連なる
九州山地 九州の中央部に広がる

日本アルプス=飛騨・木曽・赤石の3つの山脈です。北・中央・南の別名と対応させましょう。「北から一直線に3つが並ぶ」と覚えるのではなく、地図上でそれぞれの広がりを確認してください。木曽山脈の東側には、伊那谷を挟んで赤石山脈があります。

日本列島は、太平洋を取り囲む環太平洋造山帯の一部として学びます。これは一続きの大山脈の名前ではなく、地殻変動が活発な地域の帯を表す言葉です。

5 たくさんの火山:活火山とは

活火山とは、「おおむね過去1万年以内に噴火した火山、および現在活発な噴気活動のある火山」です。「今、噴火している山」だけを指すわけではありません。

参照した気象庁の資料では、日本の活火山は111です。教材では「110以上」と示されることもあります。数は見直されることがあるため、資料の時点も確認しましょう。世界に占める割合も、数え方や資料によって異なるため、固定的な数字だけを丸暗記しないことが大切です。

火山活動と湖

種類 でき方 例
カルデラ湖 火山活動でできた大きなくぼ地に水がたまる 洞爺湖・支笏湖など
せき止め湖 溶岩や崩れた土砂などが川をせき止め、水がたまる 中禅寺湖など

地中のマグマが地表へ出たものを溶岩といいます。湖の成因は複数の過程が関わる場合もあります。例えば芦ノ湖は、箱根のカルデラ内にあり、山体崩壊によるせき止めも形成に関わっています。

6 火山の恵み:温泉・地熱・景観

恵み 内容
温泉 火山地域では、地下の熱で温められた地下水などが利用される
地熱発電 地下の熱で生じた蒸気や熱水などを利用して発電する
景観・観光 火山や湖などの景観が観光資源となる

地熱発電は、石油や石炭などを燃やす発電と比べ、発電時の二酸化炭素排出が少ない方法です。ただし、「空気をまったく汚さない」「環境への影響がゼロ」とは言えません。地下から出るガスや周辺環境への配慮も必要です。

また、温泉がすべて火山の熱で生じるわけではありません。火山灰を含む土も、最初から必ず肥沃とは限らず、農業には土づくりが必要な場合があります。

国立公園は、優れた自然の風景を守り、適切な利用を図るため、国が指定する地域です。国がすべての土地を所有する一般的な公園とは異なり、地域の人々や自治体などとも関わりながら保全されています。

7 火山による被害:火山灰・泥流・火砕流

現象 しくみ・主な影響
降灰 細かな岩石や火山ガラスなどが降り、呼吸器や目、農作物、交通、設備などに影響する
火山泥流 火山の土砂が雨水や雪解け水などと混ざり、谷や川を流れ下る
火砕流 高温の火山灰・岩石片・ガスなどが一体となり、高速で流れ下る

火山灰は風で遠くまで運ばれます。1707年の富士山の宝永噴火では、江戸にも灰が降りました。噴火の影響は、山の近くに限りません。

大規模な噴火では、大気中の微粒子などが日射に影響し、広い範囲で気温が下がることもあります。ただし、降灰があれば必ず冷害が起きるという意味ではありません。

火山ハザードマップは、噴火による現象や影響範囲などの想定を示す地図です。噴火警戒レベルや自治体の避難情報も合わせて確認します。地図に示された範囲の外が、必ず安全というわけではありません。

8 日本の川の特色

大陸の大きな川と比べると、日本の川には次のような傾向があります。

特色 主な理由
長さが短く、傾斜が急 細長い国土に山地が多く、山から海までの距離が短い地域が多い
流域面積が小さい 大陸の大河と比べ、水を集める範囲が限られる
水量が季節や天候によって変わる 梅雨・台風・雪解けなどが流量に影響する

流域とは、降った雨や雪解け水などが、その川に集まる範囲です。その広さが流域面積です。川の長さと流域面積は、別の量として区別しましょう。

アマゾン川などの大河と地図や流域の図を比較すると、日本の川の特色をつかめます。ただし、日本の川も、平野の下流部などでは傾斜が緩くなります。「どこでも滝のように速い」わけではありません。

9 水量が変わる川:梅雨・台風・雪解け

きっかけ 水量が増える理由
梅雨 雨が長く続く、まとまった雨が降る
台風・大雨 短時間に大量の雨が降ることがある
春の雪解け 山地などに積もった雪が解ける

雪の多い地域の川では、春に雪解け水で水量が増えることがあります。一方、大雨の時期や流量の変化は地域によって異なり、ダムの操作などの影響も受けます。「日本海側は春だけ増水する」「冬はすべての川で水が減る」とは限りません。

雨がやんだあとも増水が続く場合や、その場が晴れていても上流の雨で水位が上がる場合があります。観察や遊びでは、川の状態や気象情報に注意しましょう。

10 川がつくる地形:扇状地と三角州

地形 代表的な場所・でき方 土地利用の例
扇状地 山地から平地へ出る谷の出口で、土砂が堆積し、流路が移り変わって扇形に広がる ぶどう・ももなどの果樹園、集落など
三角州 海や湖に注ぐ河口付近で、土砂が堆積して陸地が広がる 水田、市街地など

れきや砂が多い扇状地では水が地下へしみ込みやすく、扇端で湧水が見られる場合があります。水を得やすい場所に集落が発達した例もあります。ただし、すべての扇状地で同じ水はけや湧水が見られるわけではありません。

三角州は、砂や泥などが積もった低く平らな土地が多く、水害への備えが重要です。形はさまざまで、必ず三角形になるとは限りません。

ポイント:小4理科(下)第8回「流水と地形」ともつながります。理科の「侵食・運搬・堆積」に、社会の「土地利用と暮らし」を重ねて考えましょう。

11 川の利用:水力発電から観光まで

利用 内容
水力発電 主に水の落差と流量を利用し、水車を回して発電する
農業用水 田畑へ水を供給する
工業用水 工場で洗浄・冷却などに使う
生活用水 家庭や事業所などの生活活動に使う
観光・レジャー 渓谷や川の景観などを利用する

水力発電は、単に「流れが速いほどよい」と考えるのではなく、落差と水量に注目しましょう。山がちな地形は落差を得るうえで有利ですが、発電所の建設には地形・水量・環境などの条件を検討する必要があります。

12 日本のおもな川と平野

川 関わる平野 特徴
信濃川 越後平野 日本で最も長い川。日本海へ注ぐ
利根川 関東平野 日本で流域面積が最も大きい川。銚子付近から太平洋へ注ぐ
石狩川 石狩平野 北海道を流れ、石狩湾へ注ぐ
最上川 庄内平野 山形県を流れ、日本海へ注ぐ
淀川 大阪平野 琵琶湖を水源とする水系の本流。大阪湾へ注ぐ
木曽川 濃尾平野 木曽三川の一つ。伊勢湾へ注ぐ
筑後川 筑後平野 「筑紫次郎」と呼ばれ、有明海へ注ぐ
球磨川 八代平野 熊本県を流れ、八代海へ注ぐ

「長さは信濃川、流域面積は利根川」と区別しましょう。信濃川は長野県内では千曲川と呼ばれます。

琵琶湖から流れ出る本流は、瀬田川→宇治川→淀川と名前が変わります。琵琶湖から直接「淀川」という名前で流れ出るわけではありません。問題では、地図の位置や「河口付近の名前」などの指定を確認します。

利根川は「坂東太郎」、筑後川は「筑紫次郎」、吉野川は「四国三郎」とも呼ばれます。川の名前・平野・河口の位置を地図で結びつけましょう。

13 地震の揺れによる災害:倒壊と液状化

建物の倒壊・家具の転倒

強い揺れによって、建物の倒壊や家具の転倒・落下などが起こることがあります。建物の耐震性の確認と、家具の固定は、それぞれ大切な備えです。

液状化現象

液状化は、地下水で満たされた緩い砂地盤などが強く揺すられ、粒どうしの支え合う力が弱まり、液体のように振る舞う現象です。もともと地盤の中にある水の圧力が上がることが関わります。

起こりやすい条件 被害の例
緩い砂地盤、地下水位が高いなど 建物や電柱が沈む・傾く
条件のそろった埋め立て地、昔の河道など 砂や水の噴き出し、マンホールの浮き上がり

「地下水が外から土と混ざって初めて泥になる」という説明では不十分です。また、埋め立て地で必ず起きるわけではなく、昔の海でなくても起こり得ます。地盤の条件や揺れの強さなどを合わせて考えましょう。

14 地震に伴う火災と安全な行動

地震のあとには、火を使う器具や、電気設備・配線などが原因で火災が起こることがあります。停電から復旧したときの通電火災にも注意が必要です。

被害が広がる条件 影響
木造住宅の密集 隣の建物へ燃え移りやすい
道路の損傷・渋滞 消防活動などが難しくなる
断水 消火活動に支障が出る
強風 火の粉などで燃え広がるおそれがある

揺れている間は、まず身の安全を守ります。丈夫な机の下など、物が落ちたり倒れたりしにくい場所で身を守り、火を消すために無理に移動しません。揺れがおさまってから、安全を確認して火の始末をします。

火災や津波の危険が迫る場合は、避難を優先します。「まず必ず消火し、それから逃げる」という順序に固定しないでください。実際の行動は、自治体や消防の案内を家族で確認しておきましょう。

15 津波:地形による違いと避難

海底で大きな地震が起き、海底が上下に動くなどすると、海水が動かされて津波が発生することがあります。海底の地震すべてで津波が起こるわけではありません。海岸まで短時間で到達する場合もあります。

地形 注意する点
リアス海岸 湾の形などによって津波が集中し、局地的に高くなることがある
海岸の低い平野 内陸の広い範囲まで浸水するおそれがある
川沿い 津波が川をさかのぼる場合がある

リアス海岸でも安全な高台へすぐ行けるとは限りません。平野でも、避難ビルや避難タワー、高台などの避難先は地域によって異なります。地形だけで安全・危険を決めず、避難先と経路を事前に確認しましょう。

海の近くで強い揺れ、または弱くても長い揺れを感じたら、警報を待たずに高台など安全な場所へ避難します。揺れを感じなくても、津波警報などが発表された場合は、その内容に応じて直ちに避難してください。津波は繰り返すため、警報・注意報が解除されるまでは避難を続け、海岸へ戻らないことが大切です。

16 阪神・淡路大震災:1995年1月17日

1995年1月17日、淡路島北部付近を震源とする兵庫県南部地震が発生しました。これによる災害を阪神・淡路大震災といいます。

都市に近い浅い所で起きた地震で、「直下型」として学ぶ代表例です。強い揺れによる建物の倒壊や、火災、交通施設の損傷、ライフラインの停止など、大きな被害が出ました。犠牲の原因を火災だけにまとめず、建物の倒壊などにも注目しましょう。

ライフラインは、電気・ガス・水道・通信など、生活を支える仕組みです。多くのボランティアが支援に参加し、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれることもあります。

17 東日本大震災:2011年3月11日

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生しました。日本の観測史上最大規模の地震で、巨大な津波などにより広い地域に甚大な被害が生じました。

地震と津波は、福島第一原子力発電所の事故にもつながりました。揺れや津波だけでなく、避難の長期化、インフラや産業への影響などにも目を向けましょう。

このように、複数の災害や事故が重なったり、連鎖したりする状況は複合災害として考えることができます。地震の名前と、災害全体を指す震災の名前を区別して覚えると整理しやすくなります。

18 災害への備え:地図と行動を結びつける

備え 確認すること
ハザードマップ 洪水・土砂災害・津波など、災害の種類ごとに想定範囲を確認する
住まいの安全 耐震性、家具の固定、落下物や出口を確認する
備蓄・非常持ち出し品 水・食料・携帯トイレ・照明・必要な薬などを準備する
避難先と経路 災害に合った避難先を確認し、家族で連絡方法を決める
帰宅困難への備え 学校や勤務先などで待機する場合の連絡・備蓄を確認する

ハザードマップは、一定の条件による想定を示すものです。色が付いていない場所でも、災害が起きないとは限りません。地図を見るだけで終わらず、気象情報や避難情報と結びつけ、実際にどう行動するかを話し合いましょう。

命を守るための避難場所と、被災後に生活するための避難所は役割が異なります。同じ施設が両方を兼ねる場合もありますが、災害の種類に応じた指定を確認してください。

19 地形と災害の関係を整理しよう

場所・条件 注意したい災害の例
山地・急な斜面 がけ崩れ、地すべり、土石流など
火山の周辺・風下 噴石、火砕流、降灰、火山泥流など
谷の出口や扇状地 洪水や土砂の流出など
川沿いの低地・三角州 洪水など。地盤条件によっては液状化
緩い砂地盤で地下水位が高い場所 液状化
海岸・川沿いの低い場所 津波や高潮など

これは代表例で、必ず起こるという表ではありません。「地形は危険を考える手がかりの一つ」です。山があっても火山とは限らず、海から少し離れていても津波が川を伝わるおそれがあります。自宅・学校・通学路の条件を、地域の資料で確認しましょう。

20 親子で確認!要点チェック8問

この記事の内容を振り返る独自の復習問題です。教材原本の設問や解答番号とは対応していません。

問題 答え
1. 山地から平地へ出る所と、河口付近にできる代表的な堆積地形は? 扇状地、三角州
2. 長さが日本一の川と、流域面積が日本一の川は? 信濃川、利根川
3. 日本の山がちな地形の割合の目安は? 山地・丘陵地などを含めて約4分の3
4. 中部地方の高く険しい山々を表す呼び名は? 日本の屋根
5. 東北中央の山脈と、北アルプスの正式名は? 奥羽山脈、飛騨山脈
6. 地下の熱を利用する発電方法は? 地熱発電
7. 群馬・長野県境の火山と、熊本県の大きなカルデラで知られる火山は? 浅間山、阿蘇山
8. 水を含む緩い砂地盤などが揺れで支える力を失う現象は? 液状化現象

川の名前が途中で変わる場合は、どの地点の名前を問われているかに注意します。琵琶湖から流れ出る本流は、瀬田川→宇治川→淀川です。浅間山と阿蘇山も、地図の位置と特徴を結びつけて確認しましょう。

21 親子で最終チェック!10問クイズ

答えを隠して、声に出して説明してみましょう。つまずいた所だけ本文へ戻ると、復習しやすくなります。

Q1. 日本の山がちな地形の割合の目安と、「日本の屋根」と呼ばれる地域の特色は?

山地・丘陵地などを含めて約4分の3です。中部地方には日本アルプスなどの高く険しい山々が集まり、「日本の屋根」と呼ばれます。中央高地には盆地や高原なども含まれます。

Q2. 日本の川の特色と、その理由を説明しよう。

大陸の大きな川に比べて短く急で、流域面積が小さい傾向があります。細長い国土に山地が多く、山から海までの距離が短い地域が多いためです。また、梅雨・台風・雪解けなどで水量が変わります。

Q3. 扇状地と三角州は、それぞれどこにでき、どう利用される?

扇状地は山地から平地へ出る谷の出口、三角州は河口付近で土砂が積もってできます。扇状地では果樹園、三角州では水田などの利用例がありますが、水はけや利用のしかたは場所によって異なります。

Q4. 活火山とは? 日本にはいくつある?

おおむね過去1万年以内に噴火した火山、および現在活発な噴気活動のある火山です。参照した気象庁の資料では111です。教材の「110以上」とも対応させ、資料の時点を確認しましょう。

Q5. 火山の恵みと、災害をそれぞれ3つ挙げよう。

恵みの例は温泉・地熱発電・景観を生かす観光です。災害の例は降灰・火山泥流・火砕流です。地熱発電は環境への影響がゼロという意味ではありません。

Q6. 信濃川・利根川が流れる代表的な平野と、琵琶湖から大阪湾への本流の名前の変化は?

信濃川は越後平野、利根川は関東平野です。琵琶湖からの本流は、瀬田川→宇治川→淀川と名前を変え、大阪湾へ注ぎます。

Q7. 液状化が起こりやすい条件と、被害の例は?

地下水で満たされた緩い砂地盤などが強く揺すられると起こりやすくなります。建物の沈下や傾き、砂や水の噴き出し、マンホールの浮き上がりなどが見られることがあります。

Q8. 地震火災が広がる条件と、揺れを感じた直後に優先する行動は?

木造住宅の密集、強風、断水、道路の損傷や渋滞などが延焼や消火活動に影響します。揺れている間は、まず身を守ります。火の始末は揺れがおさまってから安全を確認して行い、危険が迫る場合は避難を優先します。

Q9. リアス海岸と平野の津波の危険には、どのような違いがある?

リアス海岸では湾の形などによって津波が集中し、局地的に高くなることがあります。低い平野では広範囲が浸水するおそれがあります。どちらでも事前に避難先と経路を確認し、強い揺れや弱くても長い揺れ、津波警報などに応じて直ちに避難します。

Q10. 阪神・淡路大震災と東日本大震災の発生日と、特徴を説明しよう。

阪神・淡路大震災は1995年1月17日。兵庫県南部地震により建物の倒壊・火災・ライフラインの停止などが起こりました。東日本大震災は2011年3月11日。東北地方太平洋沖地震と巨大な津波などによる災害で、福島第一原子力発電所の事故も発生しました。

22 まとめ:取り組み方のコツ

  1. 地図に名前を書き込む。山地・山脈、川、平野、注ぐ海を結びつけます。
  2. 地形と土地利用をセットにする。「どこにできるか」「なぜその利用が見られるか」を説明します。
  3. 火山は恵みと災害の両面を見る。用語の意味まで、自分の言葉で確認しましょう。
  4. 防災の知識を家族の行動につなげる。ハザードマップと避難先・経路を確認し、地形だけで安全を決めつけないことが大切です。

地形・気候・人々の工夫を重ねると、日本の暮らしが見えてきます。テスト前は、山地・山脈の表、川と平野の表、火山の恵みと災害、要点チェック8問・10問クイズを使って、親子で説明し合ってみてください。本日の伴走も、おつかれさまでした!

確認用資料:気象庁「活火山とは」/東京消防庁「地震 その時10のポイント」/気象庁「津波から身を守るために」。防災情報は最新のものを確認してください。


地図と用語をくり返し確認!単元に合わせた暗記カード

「川の名前は覚えたけれど、流れる平野が出てこない」「山脈の名前と位置が結びつかない」。そんなときは、暗記カードで思い出す練習を取り入れてみませんか?

小4下 社会(地理)第6〜9回セットには、第6回「中国・四国地方」、第7回「九州地方」、第8回「日本の気候」、今回の第9回「山と川がうみだす地形」を収録しています。

1枚に複数の問いを配置し、図や裏面のワンポイントも使って、関連する知識をつなげて確認できるように工夫しています。リング付き・カット済み・穴あけ済みなので、届いてからカードを切り分ける準備は不要です。

まずは「今日は山脈のカード」「次は川と平野」と小さく区切り、間違えたカードをあとでもう一度。親子で地図帳を開きながら、位置と名前を確認する復習にもご活用ください。

小4下 社会 第6〜9回 暗記カードセット。中国・四国地方、九州地方、日本の気候、山と川がうみだす地形を収録

第9回「山と川がうみだす地形」のカードサンプルです。川と平野、山地・山脈、火山、地震などの問いを掲載しています。

小4下 社会 第9回 山と川がうみだす地形の暗記カードサンプル。地図と用語の問題・解答例

→ 社会(地理)第6〜9回セットの商品ページ・サンプルを見る

 

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